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投稿日 | : 2025/07/21(Mon) 12:35 |
投稿者 | : ベル |
参照先 | : |
件名 | : Re: 『夜の解放』をアレンジしてみました |
投稿日 | : 2025/07/21(Mon) 15:14 |
投稿者 | : ベンジー |
参照先 | : http://www.benjee.org |
拙作をアレンジして頂きありがとうございます。
単なる焼き直しに留まらず、面白い作品になっています。
読者の皆さんも、同じような印象を持たれているのではないでしょうか。
亜也加がパンティーを脱いで投げ捨てるシーンはドキっとしました。
美香も驚いていたようですが、一番驚いていたのは亜也加自身だったのではないでしょうか。
車が通り過ぎた際にイってしまうところも良かったです。
ところで、この二人、どうやって帰ったのでしょうね。
単なる焼き直しに留まらず、面白い作品になっています。
読者の皆さんも、同じような印象を持たれているのではないでしょうか。
亜也加がパンティーを脱いで投げ捨てるシーンはドキっとしました。
美香も驚いていたようですが、一番驚いていたのは亜也加自身だったのではないでしょうか。
車が通り過ぎた際にイってしまうところも良かったです。
ところで、この二人、どうやって帰ったのでしょうね。
『一歩の先へ』 『夜の再会』 『夜の解放:彩花とミカの物語』ですが
その中でも『夜の解放』が気に入ったので、リスペクト小説を書いてみました。
生成AIを使ったのではなく、私がAIになったつもりでアレンジした作品です。
タイトルは不敵にも、ベンジーさんと同じ『夜の解放』を使い
登場人物もベンジーさんのオリジナルに寄せて
「彩花(あやか)」を「亜也加」に、「ミカ」を「美香」に微変更しました。
その上で、オリジナル要素は残しつつ
後半に進むにつれて、私らしい展開に変えてみました。
それでは「パクリ小説」・・・もとい「リスペクト小説」をお届けします。
『夜の解放 亜也加と美香の物語』
第1章:再会の衝撃
夏の夜はネオンの光と湿った空気が絡み合い、亜也加の心をイラつかせていた。彼女は踵の擦り減ったパンプスで、夜の町を重い足取りで歩いていた。傷んだ髪が首筋にまとわりつき、ブラウスも汗で肌に貼り付いた。
「もう。また、私のミスってことにされてたわ。ちゃんと承認印まで取ったのに」
最近はそんなことばかりだった。OLとしての日々は期待とは程遠く、ここしばらくは上司の嫌味と書類の山に抑圧されていた。そんな状況から逃れたくて、亜也加は夜の町を当てもなく彷徨っていたが、どうすれば状況を打開出来るのか?その答えは見つからないままだった。
しばらくして、路地裏の小さな広場に差し掛かった時、亜也加の足が止まった。そこには、元同級生の美香がいた。高校時代の美香はいつも『自由』を体現するような存在で、常識を嘲笑うように生きていた。そんな彼女は亜也加にとって憧れであり、同時に嫉妬の対象でもあった。
「なぜこんな所に?美香は何をしているの?」
美香は広場の中心に立っていた。ベージュのコートを羽織ってはいたがボタンは全て外され、切れ込みの深い水着がコートの隙間から見え隠れし、夜のネオンと月光が彼女の腰から足首までのラインを浮かび上がらせていた。美香はそこに立っているだけで、まるで風と対話するように滑らかに長い黒髪をなびかせていたが、純粋なアートというよりは『淫靡な印象』を周囲に与えていた。
「亜也加?亜也加なの?」
美香の方もコチラに気付き、亜也加をまっすぐに見つめ返した。
「偶然、通り掛かかったの?こんなところで再会するなんて、運命的だね。元気だった?」
その無邪気な態度に、亜也加の胸は締め付けられた。自由の象徴のような美香の存在は、亜也加の内なる渇望を呼び起こした。しかも、すぐ側まで近付いて初めて分かったが、美香は水着を着ているのではなくボディーペイントだった。
「美香。また、こんな大胆なことをしているの?」
「その人の本質って、そうそう変わらないモノなのよ。真面目な人も自由奔放な人も、その人にとって過ごしやすいスタイルに落ち付いちゃうの」
美香はそう言って笑った。彼女の淫靡な笑みは、夜そのものを抱きしめるような笑みだった。
「実は今、アートパフォーマンスの検証中なの。私の身体はキャンバス。でも、実際は全裸。そんな私の姿を見た人が事実に気付いた時、『何か』を感じ取って欲しいのよ」
その言葉を聞いて、亜也加の心は大きく揺れた。美香の行動は、亜也加が知る『アート』という行為とは別次元だった。
亜也加が「また、こんな大胆なことをしているの?」と言ったのは、前科があるからだ。卒業後は美術大に進学した美香だったが、高校在学中の文化祭でも、全裸にボディーペイントという姿で校内を歩いてしまい、2週間の停学処分を受けていた。
「ヌードはアートであり、自己表現よ。本当なら大事な部分だけを隠すだけにしたかったのを、わざわざ水着っぽく仕上げたのに、それでも停学にするなんて!」
当時の美香が亜也加にそう文句を言っていたことを、今でも思い出すことがあった。もちろん亜也加は同意出来なかったが、『アートでさえあれば、何をしても自由』という発想が美香の信念として亜也加の心に刻まれ、美香を羨望と嫉妬を同時に内包する存在にしていた。
第2章:高校時代の記憶
亜也加の脳裏に、美香との別の過去が蘇った。高校二年の夏、美術部の部室でのこと。美香はキャンバスに向かいながら、絵の具を自分の肌に塗りたくって笑っていた。
「亜也加。自由って、怖いけど最高だよ。亜也加ももっと自分を全部さらけ出してみなよ。世界が変わるから」
当時、亜也加は美香のそんな『誘い文句』に気持ちを揺さぶられていた。自分を縛る校則や親の期待、優等生という仮面。それらを脱ぎ捨てたいと日頃から願っていたが、結局は出来なかった。
一方、美香は全然違った。彼女は美術室内で同級生たちの前で全裸になって踊り、顧問に叱られても笑い、文化祭では来校者に美術室を訪れてもらうため、自分の身体に絵の具を塗って、校内を歩き回って呼び込みをした。
亜也加はそんな怖いもの知らずの美香に憧れ、同時に嫉妬した。美香の行動は自由そのものだが、女子高生としてはリスクが高過ぎた。それでも亜也加の内に秘めた『欲望』を刺激したことは認めざるを得なかった。
「見られることを覚悟の上で、裸をさらけ出す。こんなスリルがあるだろうか?」
実際、そんな状況を考えるだけで、亜也加の身体は熱くなった。だが、彼女は最後まで一歩踏み出せないまま、学校を卒業した。
***** ***** ***** ***** *****
「美香。あの頃の私は怖かったんだ。あなたみたいになれなかった。なりたくても踏み出せなかった」
亜也加香の声は震えていた。美香は静かに亜也加に近付き、彼女の手を取った。亜也加の指は冷えていたが、手のひらは熱を帯びていた。
「変化が怖いのは当たり前よ。自由って簡単には手に出来ないし、時には痛みを伴うものだから。でもね、亜也加からは、私と同じ『炎』を感じるの。それは学生の時だけじゃなく、今も同じままよ?」
亜也加が言葉に出来ないことを、美香が代わりに言ってくれているような気がした。
同時に亜也加は気付いていた。自分を変えたいという願いの源流には、抑え切れない欲望があることを。周囲の視線にさらされるスリル、肌を風に委ねる高揚感。それが今、亜也加を突き動かそうとしていた。
第3章:自由への一歩
「・・・私、やってみるわ。美香が言う『自由』を、私も体験してみたいから」
声は小さかったが、その返事には亜也加の決意が宿っていた。彼女はスーツのジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンを一つずつ外した。指先が震え、夜の冷気が肌に触れるたびに心臓の鼓動が跳ね上がった。やがてブラウスが肩から滑り落ち、スカートも脱ぎ落すと、キャミソールの薄い布だけが周囲の視線から彼女を守っていた。しかし、何かが起きていると察した周囲の人が、少しずつ足を止め始めていた。
「完全な下着姿になるのが最初の関門よ。普段は見せない姿の第一段階だからね」
美香の言葉に従ってキャミソールも脱ぐと、腰のラインも露わになり、亜也加の下着姿が野外で月光にさらされた。
「えっ、何?AVの撮影か何か?」
周囲の人が話しているのが聞こえてくると、心臓が激しく打ち始めた。
「・・・(怖い。恥ずかしい。でも、一歩踏み出せた。私は自由に近付いているわ)」
亜也加はそう感じていた。
「おいおい、マジかよ。ここは野外だぞ?」
亜也加の様子に気付いた人が、スマホを構えたまま彼女の正面に回り込んで来たが、彼女はそのままブラジャーを外した。乳房が露わになると、その人のスマホからシャッター音が聞こえて来た。
一方、美香はそんな亜也加を静かに見つめていた。彼女の目は、亜也加の行動をただ見守っていた。
「どう、外でオッパイを丸出しにさせた感想は?」
「正直、不安でしかないわ。・・・でも、自由に近付いている『手応え』も感じるの」
亜也加は胸を露わにしたまま答えた。その声には、初めて経験する者の高揚感が混ざっていた。
「それで良いのよ。やっぱり亜也加の心の奥には、『炎』の火種があったのね」
美香はそう言って、嬉しそうに微笑んだ。
「亜也加が感じた感覚こそが、亜也加にとっての真実よ。それに私も、もっとさらけ出したくなって来たわ」
美香はそう言うと、羽織っていたコートを脱いだ。前述の通り、ボディーペイントをしている美香は、一見すると水着を着ているように見えたが、実際は全裸だった。ニップレスなどの対策はしていなかったので、近付いて見れば乳首が突き出していることにすぐに気付くし、剃毛した股間は肉襞がはみ出しているのを隠してはくれなかった。
「美香。あなたってやっぱりすごいわ。水着に見えるようにするなら絵の具じゃなく、ララテックスのような素材を選ぶことだって出来たはずなのに」
「そうね。だけど、絵の具にこだわったのは、美術部員としての名残りみたいなものよ。
だってラテックスだと、アートっぽくなくなっちゃうじゃない?」
「もう・・・、美香には敵わないわね。相変わらず『アート』なら何でも許されるって思っているんでしょう?」
「そうかもね。『アートパフォーマンス』の一環だからこそ割り切れてるのは否めないわ」
美香はそう言いながら、遠巻きに見ている人に対して手を振った。
「亜也加こそ『自由』を理由に、ぶっつけ本番で脱いでいるじゃない」
「あら、『自由』に準備が必要なの?」
亜也加はそのまま腰に手を当てると、周囲に集まった人に自分から近付いた。スマホを構えた人が増えるほど、自分の気持ちが高揚していくのが分かった。
「・・・亜也加。あなた、覚醒したわね。『ヌードは自己表現のアート』。それが私の持論だけれど、亜也加はそれを体現しているわ」
「・・・ありがとう。でも私としては、ようやく美香の隣に並べた気がするわ」
亜也加は本気でそう思っていた。
「とは言え、さすがに長居しない方が良さそうね。そろそろ撤収しましょう」
美香は自分が着ていたコートを亜也加に差し出すと、逆に亜也加が脱いだ服を拾い上げて布バッグに詰め込んだ。
「えっ、私がコートを着るの?自分の服じゃなくって?」
「着直している時間が惜しいのよ。露出するよりも、撤収する方が難しいんだから。追い掛けられることは滅多にないけれど、振り切れるとは限らないわ。それに、私は水着に見える格好だからまだマシだけれど、亜也加はパンイチでしょう?逃げ出した先で別の人に見つかったら、逃走の無限ループよ?」
美香はゲリラ露出慣れしているようで、逃走経路も決めてあるようだった。
「コートを着たら、ボタンも掛けるのよ。・・・さあ、行くわよ!」
美香は亜也加の準備を見届けると、一気に走り出した。亜也加もすぐに美香の後を追った。広場から路地を抜け、曲がり角を何度も曲がると、その先の雑居ビルの階段を駆け上った。どうやら誰も追って来てはいないようだった。
「ま、待って。・・・久しぶりに走ったせいで、息切れしちゃったわ」
「走ったせい?心臓がバクバクするのは、人前で裸になったスリルと高揚感のせいでしょう?」
二人は息を整えながら、見つめ合って笑った。
第4章: 雑居ビルで
「美香が以前、私に言ったセリフを思い出したわ。『自由って、怖いけど最高だよ』ってヤツ。本当に世界が変わったように感じるわ」
「それは亜也加の胸の内にある『炎』のせいよ。余計なモノを取り払ったおかげで、勢いを増して燃え始めたのね」
美香は学生時代からの誘いがようやく実ったかのように、嬉しそうに言った。今も二人はほとんど全裸のまま。雑居ビルの階段に逃げ込んだとはいえ、いつ誰が来てもおかしくはないし、身を隠す場所もなかった。それなのに二人は余韻を楽しむかのように、お互いに裸を隠そうとはしなかった。
「ところでココは安全なの?ビルのオーナーが知り合いだとか?」
「いいえ。何の関係もないし、どこの誰のビルかも分からないわ。下見の時に人が居なさそうだと思っただけのビルよ」
「えっ?じゃあ、安心出来ないじゃない」
「でも、さっきまでいた広場に比べたらずっと安全よ。普通の人は、自分に関係がないビルに入って来ないもの」
美香はパフォーマンスアートという名目でゲリラ露出を何度か実行し、そう答えられるだけの根拠があるようだった。
「で、今はどうなの?亜也加はもっと進んでみたい?」
「えっ?」
美香に問われ、亜也加は戸惑った。自分ではこれ以上ないくらい大胆な行動をやり遂げたと思っていたからだ。
「もし、もっと進んでみたいなら、さっきの広場じゃなく別の場所を歩いてみない?そこにはきっと、別の世界が亜也加を待っているわ」
流石に亜也加も息を飲んだ。
「さっきみたいに、この姿のままでまた町を歩くの?」
だが、美香の目は真剣だった。
「じゃあ聞くけれど、今日はこれで満足だとして、次はいつ誰となら出来ると思う?
「そ、それは・・・」
「亜也加の心の中に、私と同じ『炎』が燃えていても、あなたがOLを辞めて、私のアート仲間になるとは正直思えないの。でも、今日の亜也加は違うわ。間違いなく『覚醒』しているんだもの。だからこそ、今日はこれで十分・・・なんて思って欲しくないの」
美香は手荷物の中から半透明の大袋を取り出して、亜也加に突き出した。
「荷物もコートもこの中に全部入れて、しっかりと結びなさい。私は靴だけ、亜也加も靴とパンティーだけ。そんな姿で5人以上に見つかれば、もっと進めたと実感出来るわ」
美香は亜也加の手を引いて雑居ビルの階段を降りると、路地を抜けて広場とは別の方向に向かった。
第5章:再び夜の町へ
外灯の光が二人を照らし、何人かの通行人ともすれ違った。大通りを横切る時は、横断歩道から少し離れて立ち止まったが、バスの運転手と目が合い、亜也加の心は恐怖と興奮で引き裂かれそうだった。
「美香、待って!・・・やっぱり私には、これ以上出来ないよ」
亜也加が橋の上で足を止めると、美香はようやく亜也加の方を振り返って、彼女の目を見つめた。
「私は亜也加が自分の限界を超えられるのか、それを見極めたいの。もう、アートかどうかは問題じゃない。あなたがどうしたいのか、今の気持ちで決めれば良いわ。どうしても気乗りしないなら、雑居ビルに戻ったって良いのよ?
「・・・(私の気持ち?私はどうしたいの?)」
亜也加は深呼吸して、あらためて自分に問い掛けた。しかし同時に、亜也加は両手の親指をパンティーに掛け、スルリと脱いで橋の下へと放り投げていた。
「えっ?」
驚いたのは美香の方だった。
「私自身、どうしたいのか本当に分からなかったの。だったら、やってみるしかないじゃない?不安と興奮、どちらが勝るのか。やってみればハッキリするはずだもの」
亜也加は顔を真っ赤にさせながらも、橋の手摺に両手を添えて、はるか橋の下の水面を覗き込んだ。すでに放り投げたパンティーは見当たらず、回収出来そうもなかった。
「本当に驚いたわ。私が初めて野外で全裸になるのに丸1ヶ月も掛かったのに・・・」
美香は素直に感心したが、亜也加の両足はガクガク震え始め、それどころではなかった。例えて言うなら、命綱にぶら下がっているような状態で、限界を明らかに超えていたのだ。ちょうどその時、遠くから車のエンジン音が聞こえて来た。方向から察するに、おそらくこの橋を通り抜けるだろう。
「あの車を見送ったら、今夜は終わりにしましょう。どんな人が乗っているかしら?」
「ちょ、ちょっと待って。本気で言ってるの?」
「もちろんよ。でも大丈夫、あなただけを置いて逃げ出したりしないから」
「・・・(ああ、もう身を隠す時間も場所もない!)」
亜也加は橋の手摺に両手を添えたまま、車がやって来る方に顔を向けた。車のライトがまぶしくて、どんな年齢の人が乗っているかは分からなかったが、逆に向こうからは橋の上に二人の女性が全裸で立っているのがハッキリ見えただろう。しかし、車は一瞬で通り過ぎ、停まりはしなかった。
「残念。今のは確実に見つかってたハズなのに、素通りするなんて」
「・・・」
「・・・亜也加?」
「・・・」
「まさか、イッちゃったの?」
「・・・だって、こんなに恥ずかしい事をしているって知られたのよ?理性が消し飛んじゃったわ」
「まあ、少なくとも亜也加が自分の限界を超えた瞬間に立ち会えたし、そろそろ潮時かもね。服を置いて来た雑居ビルに戻りましょう」
美香は亜也加と手を繋ぎ、一緒に雑居ビルへと向かった。
第6章:エピローグ
「ああ、またかよ。クソッ!収集日に出せば持って行ってくれるのに、面倒くさがってウチにゴミを捨てていくヤツが後を絶たねぇ」
雑居ビルの家主は悪態をつきながら、半透明の大袋をにらみ付けた。
「せめて収集場所に置くくらい出来るだろ、ったくよぉ!」
男は中身も確かめずに、美香と亜也加の所持品が入った大袋を掴むと、裏口側の収集場所に運び、カラス除けのネットを掛けて部屋へと戻っていった。
それは二人が雑居ビルに戻る、わずか10分前の出来事だった。
【おわり】