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fld_nor.gif 『深夜のコインランドリー、裸の40分』
投稿日 : 2026/01/11(Sun) 04:12
投稿者 ベンジー
参照先 http://www.benjee.org


   『深夜のコインランドリー、裸の40分』


佐藤真由美(34歳・専業主婦)は、深夜0時過ぎにいつものコインランドリーに駆け込んだ。
夫と小4の息子はもう寝静まっている。今日は洗濯物が山のように溜まり、夜中に済ませるしかなかった。

店内は蛍光灯の白い光だけ。
ドラム式洗濯機が8台、乾燥機が6台、並んでいる。
客は誰もいない。いつものように貸し切りだ。

真由美はカゴを置くと、ため息をついた。
着ていたのは夫の大きめTシャツと、膝丈のスウェットパンツだけ。
下着はつけていない。家で洗濯物をまとめているうちに、自分の分までなくなっていた。

「どうせ誰も来ないし……」

軽い気持ちで、Tシャツとパンツも脱ぎ捨て、カゴの上に置いた。
全部洗濯機へ。
洗剤を入れて、コースを選択。
40分コース。コインを入れてスタート。

真由美は全裸のまま、プラスチックの椅子に腰掛けた。
蛍光灯の下で、自分の体が丸見えになる。
Cカップの胸が少し垂れ気味で、腰回りに子持ちらしい柔らかさがある。
恥ずかしいはずなのに、誰もいない安心感と深夜の静けさが心地よかった。

「ちょっとだけ、寝ちゃおうかな」

椅子に寄りかかり、目を閉じる。
ガラガラという洗濯機の音が子守唄のように聞こえた。

──どれくらい時間が経っただろう。

真由美はハッと目を覚ました。
時計は1時10分。
まだ乾燥中。残り30分。

だが、異変に気づいた。

店の入り口が開き、若い男性が入ってきた。
20代後半くらい、スーツの上着を脱いでシャツ姿。
疲れた顔で、カゴを抱えている。

真由美は凍りついた。
服は全部洗濯機の中。
ここにいるのは、自分と裸の体だけ。

男性は真由美の存在に気づいていない。
奥の洗濯機に洗濯物を入れ始めた。

真由美は慌てて立ち上がり、乾燥機の陰に隠れる。
だが、店内は狭い。隠れられる場所は限られている。
洗濯機の列と乾燥機の列の間、わずか1メートルの通路。

男性が隣の洗濯機を使う。
距離、2メートル。

真由美は乾燥機の扉に体を押しつけ、息を殺す。
ガラス扉に自分の裸体が反射する。
胸が押しつぶされ、尻が丸出し。
乳首が冷たいガラスに触れて、ビクンと反応した。

男性はスマホをいじりながら、椅子に座った。
真由美のいる乾燥機の、すぐ横。

「見られたら終わり……」

真由美はゆっくりとしゃがみ込む。
乾燥機の下の隙間は狭いが、なんとか体を収めた。
膝を抱え、胸を太ももで隠す。
股間は手で押さえる。
汗が額を伝う。

男性が立ち上がった。
こちらに近づいてくる。

真由美の心臓が爆発しそうになる。

男性は乾燥機の上の棚から、柔軟剤の試供品を取っただけだった。
戻っていく。

安堵の息を吐くが、すぐに次の恐怖。

洗濯機の終了ブザーが鳴った。
自分の機械だ。

ピーピーピー。

男性が振り返る。
「誰かいるのか?」

真由美は乾燥機の下で縮こまる。
ブザーは止まない。

男性がゆっくり近づいてくる。
足音がすぐそば。

「……あれ?」

男性は洗濯機の前で立ち止まった。
真由美の服が入っている機械だ。

ガラス越しに、中の服が見える。
女性物のTシャツ、スウェット、下着類。

男性は首をかしげ、スマホのライトを点けた。
光が店内を照らす。

真由美は目を閉じた。
今、見つかる。

だが、男性はライトを消して、肩をすくめた。
「忘れ物かな……」

自分の洗濯機に戻っていく。

真由美は震えながら、残り20分を数えた。

ようやく乾燥終了。

男性はまだ自分の洗濯待ち。
イヤホンをして、スマホを見ている。

真由美は決心した。
乾燥機の扉をそっと開け、服を取り出す。
濡れた体に急いで着る。
下着はまだ湿っているが、構っていられない。

Tシャツを頭からかぶり、パンツを履く。
その瞬間、胸が一瞬露わになったが、男性は気づいていない。

服を着終え、カゴを抱えて出口へ。
足音を殺して歩く。

ガラガラとドアが開く音。

男性が振り返った。

真由美は一瞬、目が合った。
男性の視線が、驚きに変わる。

「……え?」

真由美は走った。
深夜の住宅街を、濡れた服でダッシュ。

家に着き、ドアを閉めた瞬間、へたり込んだ。

「……見られた、かな」

でも、はっきりとは見られていない。
きっと、「女の人が急いで出て行った」くらいに思ったはず。

真由美は濡れたTシャツを脱ぎ、ベッドに倒れ込んだ。
夫の寝息がすぐ横。

体が熱い。
股間が疼く。

指が自然と下に伸びた。

あの40分間の恐怖と興奮が、
深夜のコインランドリーに、永遠に刻み込まれた。

次は、もっと遅い時間にしようか。
そんな危険な考えが、頭をよぎった。

(おわり)
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