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『朝焼けのベンチ、裸の目覚め』
投稿日
: 2026/01/24(Sat) 05:54
投稿者
:
ベンジー
参照先
:
http://www.benjee.org
『朝焼けのベンチ、裸の目覚め』
美咲(27歳・広告代理店OL)は、土曜の朝5時半に目を覚ました。
最初に感じたのは、?に当たる柔らかい朝日と、背中に伝わるベンチの冷たい木の感触。
「……ん?」
ぼんやりとした意識の中で、何かがおかしいことに気づく。
肌が直接ベンチに触れている。服がない。全部、ない。
瞬間、頭が真っ白になった。
昨夜の記憶がフラッシュバックする。
金曜の飲み会で上司にこっぴどく怒られ、終電を逃して近所の公園までフラフラ歩いてきた。
ベンチに座ったまま、暑くてたまらず「ちょっと上着だけ脱ごう」と思ったのが最後。
どうやらその後、全部脱いでしまったらしい。ワンピースもブラもショーツも、足元にぐちゃぐちゃに落ちている。
「やばい……やばい、やばい!」
美咲は慌てて体を起こす。
胸がぷるんと揺れ、乳首が朝の冷気に尖る。股間は完全に無防備。
周囲を見回す──幸い、まだ誰もいない。公園は住宅街の小さな緑地で、早朝はジョギングコースとして人気だが、今は静かだ。遠くで鳥の声だけがする。
時計は5時35分。
夏の朝は明るくなるのが早い。もう東の空がオレンジに染まり始めている。
美咲はまず、足元の服を拾おうとする。
だがワンピースはボタンがいくつか取れ、ブラはストラップが切れている。どうやら酔った勢いで乱暴に脱いだらしい。ショーツに至っては、どこかに飛んでいったのか見当たらない。
「どうしよう……」
公園の出口までは50メートル。
その先の自宅アパートまではさらに300メートル。
服を着直すか、それともこのままダッシュするか。
選択の余地はなかった。
もう、ジョギングの足音が遠くから聞こえ始めている。
美咲はベンチの陰にしゃがみ込み、体を抱え込む。
木の幹とベンチの背もたれで、かろうじて体を隠す。
心臓がバクバク鳴る。汗が背中を伝う。股間が熱く疼く──恐怖と、なぜか興奮が混じっている。
5時40分。
最初のジョガーが現れた。40代くらいの男性、ヘッドフォンをつけてリズムよく走ってくる。
美咲は息を止める。
ベンチの背もたれに胸を押しつけ、尻を地面に着けて縮こまる。
ジョガーはベンチの前を通過──視線が一瞬こちらに向いた気がした。
「……見られた?」
いや、気づかれていない。
男性はそのまま走り去っていく。
安堵の息を吐いた瞬間、次の危機。
今度は女性2人組。
20代後半くらい、会話しながらゆっくりジョギング。
「今日も暑くなりそうね~」
「ほんと、朝のうちに走らないと死ぬわ」
2人はベンチのすぐ横で立ち止まった。
ストレッチを始める。
美咲は凍りつく。
ベンチの陰から、2人の足が10センチ先に。
自分の裸の膝が、わずかに見えそうで震える。
「ねえ、あそこに服落ちてない?」
一人が指差す。
美咲の心臓が止まる。
「え、ほんと。誰か酔っ払って脱ぎ捨てたのかな」
「やだ、変態じゃないの?」
2人はくすくす笑いながら、服をチラ見してそのまま走り去っていった。
美咲はようやく息を吐く。
でも、まだ終わらない。
5時50分。
公園の利用者が増えてきた。
犬の散歩のおじいさん、ウォーキングの中年夫婦、学生らしきランニンググループ。
美咲はベンチの陰で、服をなんとか着ようとする。
ボタンの取れたワンピースを無理やり羽織、ブラは諦めて胸を腕で隠す。
ショーツがないのが最大の問題。ワンピースの裾は膝上15センチ。風が吹いたら終わり。
6時ジャスト。
ついに、決断の時。
美咲はベンチから立ち上がり、ワンピースの裾を必死に押さえながら、公園の出口へ向かう。
腕で胸を隠し、早足で歩く。
後ろから視線を感じる。振り返れない。
出口まで20メートル。
前方に、若い男性のジョガーが向かってくる。
美咲は植え込みの陰に飛び込む。
しゃがみ込んでやり過ごす。
男性が通り過ぎるまでの10秒が、永遠に感じられた。
ようやく出口。
あとは住宅街を300メートル。
美咲は走った。
ワンピースがはためき、胸が揺れ、尻が半分見えそうになる。
近所の人に会ったら終わり。でも、もう止まれない。
アパートの玄関に飛び込み、鍵を開ける手が震えて3回失敗。
ようやく部屋に入り、ドアを閉めた瞬間、床に崩れ落ちた。
「……生きてる」
美咲は笑った。
恐怖と解放感と、得体の知れない興奮が混じり合って、涙が出た。
シャワーを浴びながら、指が自然と下に伸びる。
朝の公園で味わった、あの30分間の羞恥が、体に深く刻み込まれていた。
次は、もっと大胆にしようか。
そんな危険な考えが、頭をかすめた。
(おわり)
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『朝焼けのベンチ、裸の目覚め』
美咲(27歳・広告代理店OL)は、土曜の朝5時半に目を覚ました。
最初に感じたのは、?に当たる柔らかい朝日と、背中に伝わるベンチの冷たい木の感触。
「……ん?」
ぼんやりとした意識の中で、何かがおかしいことに気づく。
肌が直接ベンチに触れている。服がない。全部、ない。
瞬間、頭が真っ白になった。
昨夜の記憶がフラッシュバックする。
金曜の飲み会で上司にこっぴどく怒られ、終電を逃して近所の公園までフラフラ歩いてきた。
ベンチに座ったまま、暑くてたまらず「ちょっと上着だけ脱ごう」と思ったのが最後。
どうやらその後、全部脱いでしまったらしい。ワンピースもブラもショーツも、足元にぐちゃぐちゃに落ちている。
「やばい……やばい、やばい!」
美咲は慌てて体を起こす。
胸がぷるんと揺れ、乳首が朝の冷気に尖る。股間は完全に無防備。
周囲を見回す──幸い、まだ誰もいない。公園は住宅街の小さな緑地で、早朝はジョギングコースとして人気だが、今は静かだ。遠くで鳥の声だけがする。
時計は5時35分。
夏の朝は明るくなるのが早い。もう東の空がオレンジに染まり始めている。
美咲はまず、足元の服を拾おうとする。
だがワンピースはボタンがいくつか取れ、ブラはストラップが切れている。どうやら酔った勢いで乱暴に脱いだらしい。ショーツに至っては、どこかに飛んでいったのか見当たらない。
「どうしよう……」
公園の出口までは50メートル。
その先の自宅アパートまではさらに300メートル。
服を着直すか、それともこのままダッシュするか。
選択の余地はなかった。
もう、ジョギングの足音が遠くから聞こえ始めている。
美咲はベンチの陰にしゃがみ込み、体を抱え込む。
木の幹とベンチの背もたれで、かろうじて体を隠す。
心臓がバクバク鳴る。汗が背中を伝う。股間が熱く疼く──恐怖と、なぜか興奮が混じっている。
5時40分。
最初のジョガーが現れた。40代くらいの男性、ヘッドフォンをつけてリズムよく走ってくる。
美咲は息を止める。
ベンチの背もたれに胸を押しつけ、尻を地面に着けて縮こまる。
ジョガーはベンチの前を通過──視線が一瞬こちらに向いた気がした。
「……見られた?」
いや、気づかれていない。
男性はそのまま走り去っていく。
安堵の息を吐いた瞬間、次の危機。
今度は女性2人組。
20代後半くらい、会話しながらゆっくりジョギング。
「今日も暑くなりそうね~」
「ほんと、朝のうちに走らないと死ぬわ」
2人はベンチのすぐ横で立ち止まった。
ストレッチを始める。
美咲は凍りつく。
ベンチの陰から、2人の足が10センチ先に。
自分の裸の膝が、わずかに見えそうで震える。
「ねえ、あそこに服落ちてない?」
一人が指差す。
美咲の心臓が止まる。
「え、ほんと。誰か酔っ払って脱ぎ捨てたのかな」
「やだ、変態じゃないの?」
2人はくすくす笑いながら、服をチラ見してそのまま走り去っていった。
美咲はようやく息を吐く。
でも、まだ終わらない。
5時50分。
公園の利用者が増えてきた。
犬の散歩のおじいさん、ウォーキングの中年夫婦、学生らしきランニンググループ。
美咲はベンチの陰で、服をなんとか着ようとする。
ボタンの取れたワンピースを無理やり羽織、ブラは諦めて胸を腕で隠す。
ショーツがないのが最大の問題。ワンピースの裾は膝上15センチ。風が吹いたら終わり。
6時ジャスト。
ついに、決断の時。
美咲はベンチから立ち上がり、ワンピースの裾を必死に押さえながら、公園の出口へ向かう。
腕で胸を隠し、早足で歩く。
後ろから視線を感じる。振り返れない。
出口まで20メートル。
前方に、若い男性のジョガーが向かってくる。
美咲は植え込みの陰に飛び込む。
しゃがみ込んでやり過ごす。
男性が通り過ぎるまでの10秒が、永遠に感じられた。
ようやく出口。
あとは住宅街を300メートル。
美咲は走った。
ワンピースがはためき、胸が揺れ、尻が半分見えそうになる。
近所の人に会ったら終わり。でも、もう止まれない。
アパートの玄関に飛び込み、鍵を開ける手が震えて3回失敗。
ようやく部屋に入り、ドアを閉めた瞬間、床に崩れ落ちた。
「……生きてる」
美咲は笑った。
恐怖と解放感と、得体の知れない興奮が混じり合って、涙が出た。
シャワーを浴びながら、指が自然と下に伸びる。
朝の公園で味わった、あの30分間の羞恥が、体に深く刻み込まれていた。
次は、もっと大胆にしようか。
そんな危険な考えが、頭をかすめた。
(おわり)