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fld_nor.gif 『盗撮 混浴温泉の旅』
投稿日 : 2026/04/01(Wed) 03:15
投稿者 ベル
参照先
『盗撮 混浴温泉の旅』
作;ベル
________________________________________

第一章:二人組みの混浴温泉紀行

二十世紀から始まった機械文明は
人々の生活までも歯車に噛ませて、否応なく回そうとする。
紀行作家:佐藤賢一(けんいち)は
その軋む音から逃れるように、今日も山の奥へ向かっていた。

彼は旅先での風景や人々との出会い、文化や歴史、
時には自分自身の心の動きまでを描き出すことで
読者に『秘境の温泉を旅する感覚』を届けていた。
紀行作家という仕事は、ただの旅行者ではなく
「温泉巡りの旅を通して、自然と社会をどう見るか」を伝える
時代の語り手だと自負していた。

その隣には、三脚とカメラを担ぐ無口な相棒:小森堅次(けんじ)。
野生動物の写真を得意とするカメラマンだけあって
忍耐強さには定評があり、賢一もその実直さを高く評価していた。

彼らは霧の立つ峠道を黙々と登り続けた。
彼らが目指すのは、地図にも小さくしか載らない混浴の秘湯。
乗っていたライトバンはずいぶん前に、展望台の駐車場に置いて来た。
谷あいに湧く白濁の湯は、杉林の奥で静かに湯煙を立てていた。
硫黄の匂いが肺を満たし、遠くで沢が銀色に鳴る。
文明のざわめきは、ここまで届かなかった。

「やはり、温泉の湯は人の心を素直にさせるなぁ」
賢一はそう呟きながら、脱衣所で衣服を畳んだ。
湯舟にはすでに何人かの旅人が浸かっていた。
老夫婦、登山帰りの青年、そして一人の若い女性。
お互いに視線を逸らしつつも
同じ湯に身を委ねる不思議な連帯感があった。
肌に触れるのは源泉掛け流しの湯だけ。
そこにあるのは、邪心を削ぎ落とした静かな呼吸だった。

だが今回の旅には、別の企みがある。それが、堅次のレンズだ。
「自然な瞬間を写真に残す。僕の役割はそれだけです」
堅次は温泉には入らず、岩陰や木立の隙間から湯煙越しに構図を探った。
もちろん無遠慮な接写ではない。
湯気に包まれた背中、桶を手に立ち上がる影、滴る水滴の軌跡。
なるべく顔は写さず、裸の輪郭だけをそっと掬い上げる。
その写真は、あたかも山そのものが人の形を借りたかのように見えた。

女性が髪をまとめ、肩から乳房にかけて湯を掛ける。
その動作は、ただ日常の一部であるはずなのに、
湯煙のヴェールをまとえば一幅の絵画になる。
堅次のシャッター音は、沢音に紛れて小さく鳴った。

賢一は湯に沈みながら思う。
盗み見るという言葉の棘と、記録するという使命の間で
自分たちはどこに立っているのか。
だが同時に、混浴という文化が持つ開放の気配を
ありのまま残したいという衝動も確かにあった。

湯から上がって合流した後、二人はライトバンに積んだモニターで
撮れたばかりの写真を確認した。
白い湯煙の向こうに、匿名の若い女性の裸体が
やわらかな線となって浮かび上がっていた。
白い肌に対し、乳輪と陰毛が露わになった姿には
露骨なイヤらしさはなく、むしろ人間の脆さと温もりが宿っていた。

「この写真なら、混浴の雰囲気が伝わるな」
文明の鎧を脱ぎ捨てた場所では
人はこんなにも無防備で、そして穏やかだ。
ページをめくる読者が、湯の匂いと静寂を想像出来るならそれで良い。
賢一と堅次は顔を見合わせて頷いた。

山は夕闇に溶け始めていた。
次なる秘湯を目指し、二人は機材をまとめた。
まだ見ぬ湯煙の向こうに、どんな裸の物語が待っているのか。
それを探す旅は、これからも続いていく。



第二章:山あいの湯煙にて

次に二人が向かったのは
さらに山深い集落の外れに湧く混浴の秘湯だった。
舗装も途切れた林道を抜け、棚田を見下ろす小径を進むと、
茅葺きの湯小屋がぽつりと現れた。
湯は無色透明。
底の石が揺らめき、空まで溶け込んでいるかのようだった。

この日の湯舟には、地元で農家を営む若い夫婦が浸かっていた。
日に焼けた肩と腕、土の匂いをまとった笑顔。
二人は自然体で、余所者である賢一にも屈託なく会釈を送ってくれた。

「こちらの温泉は、いつ頃からあるんですか?」
賢一は穏やかに声を掛けた。取材するレポーターの顔だ。
若い夫は湯をすくいながら、祖父の代から守ってきた湯だと語ってくれた。
干ばつの年も、豪雪の年も、この湯だけは枯れなかったという。

一方、堅次は少し離れた岩陰からレンズを構えていた。
湯面に映る三人の影。
湯気が立ち上り、人と人との心の垣根がなくなる、その刹那。
警戒心が薄れる瞬間を狙っていた。
やがて賢一は湯舟の縁に腰を下ろし、股間を隠さないまま空を仰いだ。
山の稜線がくっきりと浮かび、雲がゆっくり流れている。
妻は少し戸惑いながらも
桶ですくったお湯を自分の夫の肩にそっと掛けた。
その仕草は親密でありながら、どこか牧歌的だ。

「賢一さん、仕掛けましたね」
ファインダーをのぞき込みながら、堅次が小声で笑った。
賢一の『仕掛け』とは、相手よりも先に無防備な姿をさらけ出すことだった。
相手の身体を見る前に、自分の裸を隠さずに見せる。
「混浴の場は『対等』であるからこそ
言葉よりも行動が、相手の警戒心を解くんだよ」
それが賢一のレポーターとしての矜持だった。

「温泉は、ただ裸になる場所ではありません。
お互いの暮らしを、少しだけ共有し合える場所だと思うんです」
賢一は優しい声で温泉に感激していることを伝えると
夫は照れたように笑い
妻は賢一の股間に目を向けながら小さく頷いた。
山で生きる者にとって身体は労働の証であり、誇りでもある。
同時に、混浴の湯に浸かる時
その身体は肩書きを脱いだ『ただの人』になる。

堅次は静かにシャッターを切った。
湯面に落ちる光、寄り添う影。
そして賢一の股間を見つめる若い妻の横顔。
そこに扇情が生まれ、湯煙の中で交わされる素朴な会話と
土地に根差した時間が少しずつ変化していった。

夕暮れが近付く時間帯も、人の心に変化を促しやすい傾向があった。
棚田の水面が赤く染まり、湯小屋の影が長く伸びていた。
きっと、賢一は若夫婦に、こんなことを言っているハズだ。
「ご主人のアレと私のとで、どんな違いがあるか見比べてみませんか?」

過去の経験から、女性が賢一の股間に触れるようであれば
この後の『成功』は間違いなかった。
妻は夫の反応を気にしながらも、賢一の股間に手を伸ばした。
山で生きる者にとって、こういった刺激は皆無だから
他に人がいなければ拒む必要もなかった。

続けても良いのかな?といった感じで、妻は何度も夫の方を振り返るが
右手は賢一の男根を握ったままだし
彼女自身も左手だけでは、身体を隠すことが出来なくなっていた。

賢一が夫を手招きして、若い妻に夫の男根も握るように促した。
お互いに対等であるならば、夫もこの流れに加わるべきだし
両手を別々の男根に伸ばせば、妻も身体を隠すことは出来なくなる。
おそらく、賢一は若夫婦に、こんなことを言っているハズだ。
「ご主人のアレと私のとで、どんな違いがあるか舐め比べてみませんか?」

この時、まずは夫の方から舐めさせるのが鉄則だ。
言われるがままに、妻が夫の亀頭を舐めるようであれば
対等である賢一に対しても、そうするのが必然になるからだ。

あんまり見ないで!といった感じで、妻は何度も賢一の方を振り返るが
すでに夫の男根を咥えていたし
彼女の右手は今も賢一の男根を握ったまま、放すことが出来なくなっていた。

賢一は妻の頭に手を添えて、次は自分の亀頭を舐めるように促した時
少しだけ場所を移し、さりげなく彼女の髪をかき上げた。
「賢一さん、分かってますね。ベストアングルですよ!」
岩陰からレンズを構えていた堅次は、夢中でシャッターを切った。
若い妻の顔だけでなく、賢一の男根を咥えた口元や乳房も丸見え。
さらに賢一が夫にも何かを告げると
夫は亀頭を舐め続ける妻の背後に回り、後ろから挿入した。

ああ、ダメ!といった感じで、妻は何度も左右に頭を振るが
硬くそそり立った男根を上下の口に押し込まれた妻は、なすがままだった。
やがて夫は自分の妻の膣中へ射精し、賢一も彼女の口の中へ放出した。

「まさかココの温泉で、旅の人とこんな関係になるなんて・・・」
はにかんだような表情を見せながらも
事を終えた妻は、全裸のまま賢三を見送ってくれた。
もちろんそれは、賢一が夫にそう頼んだからだったが
他には誰もいなかったこともあって
彼女は湯小屋の出入口から一歩外に出て、賢一を見送った。
そして堅次もまた、その一部始終を岩陰から撮り続けていた。

***** ***** ***** ***** *****

「混浴の秘湯は、単なる開放的な場ではないんだよ。
そこには土地の歴史、人々の息遣い、
そしてお互いを受け入れる『余白』があるんだ」
堅次と合流した賢一は、ライトバンのハンドルを握りながら持論を展開した。

「だから、あの奥さんを口説けたってことですか?」
「いや。俺が必死に口説いたのは、むしろ旦那さんの方さ。
夫の方が容認してくれれば、妻の方も大胆になれるからね。
そして先に俺の方が、相手よりも無防備な姿をさらけ出せば
相手も自然と自分の裸を隠さずに見せるようになるんだよ」
車窓から入る山風が、二人の頬を撫でた。

「とは言え、今日は上手く行き過ぎでしたよね?」
「そうだな。でも、こういう日もあるから、混浴はやめられないんだ。
相手の『余白』を共有することこそ、混浴レポートの醍醐味さ」
次の湯煙は、どんな物語を包んでいるのか。秘湯巡りの旅は、まだ続く。

【おわり】



***** ***** ***** ***** *****

(あとがき)
いつもは、元ネタをアレンジした『リスペクト小説』を提供させて頂いてますが
たまにはオリジナル物を投稿します。

とは言え、完全なオリジナルではなく、元ネタがあります(笑)
全く同じタイトルの出版物があるのをご存じでしょうか?

「盗撮」混浴温泉の旅(ワニの本 484) 加藤賢三(著)・大森堅司(写真)
Amazonで検索すると、1982年に出版した写真集として出て来ます。
サブタイトルは「いい湯だな、いい女だな――全国の秘湯61選」です。

あいにく現物を持っていないので、どのような本なのかは分かりません。
執筆にあたり、ChatGTPを使いながら加筆修正を繰り返していますが
本作のような内容ではないと思います(笑)

盗撮ネタでもあるので「月刊野外露出」ではなく、習作BBSで発表します。
昭和レトロな場面を想像しながらお楽しみ下さい。

ベル
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件名 Re: 『盗撮 混浴温泉の旅』
投稿日 : 2026/04/05(Sun) 03:39
投稿者 ベンジー
参照先 http://www.benjee.org
ベルさん

面白ったです。
盗撮に混浴、どうなることかと思いましたが、
こんな展開だったのですね。

> 「混浴の秘湯は、単なる開放的な場ではないんだよ。
> そこには土地の歴史、人々の息遣い、
> そしてお互いを受け入れる『余白』があるんだ」

混浴という文化にも、独自の解釈を示してます。

次はどんな度になるのでしょうね。
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