【人権放棄者飼育ファイル】

作・森水鷲葉



 町田星菜は、はじめは内向的な傾向を持つだけの眼鏡少女だった。

 それが中学になり、愛娘を溺愛する父親からもらったPCでネットサーフィンを繰り返すうち「露出もの」というジャンルがあることを知り、あっという間にその妖しい趣味ににのめり込んでいった。

 写真、ポーズ集、イラストなど、自身美少女である星菜はそれらを次々と見て蠱惑された。

 それでも最初は健全な映像ばかりで肉体美や健康美をテーマにしたものが中心だったが、思春期の少女のことでもあり、やがてエロティックな画像を探し求めるようになり、さらにはもっと過激なものをと追うようになっていった。

(わたしはレズなのかな?)

 興奮が去った後、自己嫌悪に陥りこう自問したことも1回や2回ではない。

 だが、男性アイドルの裸体や卑猥な行為の画像は、見ても興奮するどころか吐き気を催した。

 星菜が興奮する対象はあくまでも自分に近い年齢の少女たちの美しい裸体であり、あるいはそれが陵辱される姿だったのである。

 しかし当然ながらそれらはアンダーグラウンドな世界に属するもので、滅多に見つかるようなものではない。

 そのため星菜は、時折幸運にも保存できた画像や小説で妄想を膨らませるほかはなく、悶々とする日々が続いていた。

 そんなある日偶然見つけた秘密のサイト−−むろんそれは普通のサイトを装っていたが、隠しページや隠しリンクを辿っていくと、星菜の歪んだ欲望にぴったりな名のサイトがあった。

 その名も『人権放棄者飼育ファイル』。
 
 人権放棄者については星菜も知識として知ってはいたが、中学校で教えるような類の話題ではなく、まして実際に見たことは無かった。

 むろん見つけたそこは意外にもとある学術団体が政府の委託を受けて運営しているとのことだったが、入り口と内容紹介しかなく、本サイトを見るには数々の難問、試問を乗り越え、少なからぬ会費を払って学術会員になる必要があった。

 しかし裕福な家に生まれ、母と別居中の後ろめたさからか父より毎月高額のお小遣いを貰っており、かつ優秀な頭脳に恵まれていた星菜はすべての問題をクリアし、どうにか本サイトの閲覧資格を得たのである。

 そしてとある金曜の夜、自分のPCにサイトのパスワードを記載したメールが届いていたのを知った彼女は、興奮に指先を震わせながらキーボードでそれを入力したのだった。



 そこはまさしく背徳の花園であり、星菜にとってのパラダイスだった。

 悪徳業者や罠である可能性も覚悟していた星菜だったが、開いたそこには膨大な研究ファイルが置かれていた。

 そのうちの一番穏やかな画像1枚だけでも、世間に知れれば大スキャンダルになっただろう。

 しかしそれ故にか、これだけ慎重に隠されているサイトにもかかわらず、アクセス数が万単位に昇るほどの人気だった。

(ああ凄い・・・・こんな可愛い子が、こんな酷いことをされちゃうなんて・・・・・)

 衝撃の後にきた歓喜に酔いつつ星菜は次々と禁断のファイルを開いていく。

 いつしか股間に伸びた手で星菜は不相応に育ったGカップはあろうかという豊かな乳房を愛撫し、喘ぎとともに動きを激しくしていった。

(あっ・・・ああっ! ダメっ!!)

 強烈な画像を脳裏に刻みながら少女はついに絶頂に達する。

 星菜が自分を取り戻し、愛液で汚れたショーツを脱いで再びモニターに釘付けとなるのはそれからしばらくしてだった。

(ん? このコンテンツ・・・・動画?!)

 慌ててクリックするとそこには拡張子が末尾に付いたファイルがいくつも置かれている。

 その一つをクリックしてみると動画プログラムが起動し、ビデオ映像が始まった。

(あっ!)

 首輪以外は何一つその身につけていない女たちが絡み合い、お互いを愛撫しあっている。

 少女の舌が恥毛に飾られた牝孔に呑み込まれていく場面はアップで映し出されており、舌で犯されている女――年齢は30代前半だろうか、その顔立ちは少女によく似ていた――も首が仰け反るほどけだものじみた嬌声をあげていた。

(これ・・・この子のお母さん?まさか母娘で人権放棄を・・・?)

(ああ・・・もっと・・・・・もっと・・・・)

 下半身裸のままで興奮に身悶えしつつも星菜はさらに過激な動画をダウンロードし、新たなる興奮に悩乱する。

 そんなことを何度か繰り返してのち、星菜は動画ページの最下部にボタンがあるのを見つけた。

 ボタンには「警告! 刺激の強い動画 心臓の弱い方には非推奨」と書いてある。

 今まで見たのも十分すぎるほど危険で過激であったのに、さらにそんな注意書きがあることに星菜は驚いた。

(いったい・・・・どんな凄いのなんだろう)

 数回絶頂した後だというのに、若さの特権でまたも淫らな期待にむくむくと乳首を勃起させ、星菜はボタンを押す。

 しかし新たに表示されたページには01と書かれた数字以外なにもなかった。

(きっとこの数字をクリックするんだ)

 そう考えて星菜はその通りにする。

 かちっと音がしてやはりダウンロードが始まったが、なんとファイルの量は1Gもあるものだった。

 落とし終わったあと始まったビデオの中心には、巨大な水槽のような部屋に全裸で座り込んでいる、眼鏡と首輪だけを身に着けたロングヘアの美少女――年の頃は星菜と同じぐらいだろうか――が映っていた。

『ご主人様がいなくて退屈・・・・ちょっと悪戯しちゃおうかな』

 明らかな棒読みながら、メゾソプラノの綺麗な声は隠せない興奮を伝えてくる。

 そして床に座ったまま少女の股間には、間違いなく極太のバイブレーターが挿入されていた。

 全裸の少女・・・・・いや、眼鏡の人権放棄美少女は床に腹這いになるとそのまま腰を浮かせ、慣れた仕草でGカップはあろうかという豊かな乳房を愛撫し、自慰を始める。

 そればかりか空いている指で自分のアヌスを犯し始めたのだった。

『ああ、気持ちいい・・・・だけどご主人様のオチ×ポほどじゃない・・・・・ご主人様、早く帰ってきてわたしを犯して・・・・』

 その独白は用意されたシナリオに沿ったものであったろうが、真実味が感じられた。

 ビデオのためとはいえ間違いなくこの眼鏡少女は興奮し、犯されたがっていたのだ。

 やがて少女の手淫は中断される。“ご主人様”が現れたからだ。

『マゾペットのくせに勝手なことをしていたな。お仕置きしてやる』

 声のみで姿はない。おそらく主人役がビデオ撮影者を兼ねているからだろう。

『ああっ、許してご主人様!』

 少女の演技とは思えない悲鳴の後、画面が切り替わった。

 暗い壁の手前に拘束椅子が置かれ、マットレスが敷いてある部屋に先ほどの眼鏡少女が踞っている。

 おそらくお仕置きシーンのために移動して撮影を再開したのだろう。やはりそれらしい雰囲気があった。

 眼鏡少女は革手錠を両手に嵌められる。相変わらず“ご主人様”の姿は見えない。

 どうやら“ご主人様”視点のまま撮影を続行するようだ。

 四つん這いにさせた少女の手前にバイブを持った“ご主人様”の手が映し出される。

 そしてそれは星菜の予想に違わず眼鏡少女のむき出しにされたアヌスに挿入された。

『ああああーーーーーーーっ!!』

 前後の穴から振動音が共鳴し、少女が身体をくねらせる。“ご主人様”は彼女を膝の上に乗せると、バイブの埋まっているお尻を濃い桜色になるまで平手で打ち据えた。

(確かに凄いけど・・・・・これがさっきの画像に比べて危険かなぁ)

 星菜は眼鏡少女の悲惨な姿に興奮しつつもやや首を傾げる。このくらいの過激度なら先程まで見ていたビデオファイルとそう変わらないと思えたのだ。

 モニターの中では痛みに泣きじゃくる眼鏡少女が膝から降ろされ、再び床の上で四つん這いにさせられていた。

『くううっ!』

 眼鏡少女の悲鳴の中、アヌスに挿入されていたバイブがゆっくりと引きずり出される。
 やがて再び全容を現したそれの先端は、少女の便で汚れていた。

『また便秘のようだな、リズム。浣腸してやる』
『恥ずかしい・・・・』

 主人の宣告にうなじまで真っ赤にしてリズムと呼ばれた眼鏡少女は震える。

 だがやがて注射器の親玉のような器具で浣腸された少女は発情期の犬のように舌を出して乳首を勃起させ、羞恥と悦びの入り交じった吐息を漏らしたのだった。

 ややしばらくしてカメラ位置が移動し、眼鏡少女の揺れるヒップを見下ろす位置に変わる。

 そして太いペニスが可憐な蕾に押し当てられ、ぬぷりと埋め込まれていくシーンがアップで映し出された。

『かはっ! ・・・・・わ、わたしの浣腸されたお尻、犯さないでえっ!!』
『しっかり締め付けているんだぞ、リズム』

 映像は撮影者たちの動きの激しさのため揺れまくっている。だがモニターの中で跳ね回るリズムは苦痛と歓喜の化身だった。

『うっ!』
『ああ、ご主人様のが中にぃ・・・・・』

 ひときわ大きな揺れの後再び映像は安定する。

 やがて分身を引き抜いた“ご主人様”は素早く長い金属のバーを引き寄せ、その両端にある革の足枷にリズムの両足首を嵌めてしまった。

 リズムの両脚は大きく開かれ、閉じることができない。

 “ご主人様”は眼鏡少女を仰向けにし、そのまま放置した。

『ご主人様っ?! 早くいつものようにおトイレに・・・・・』
『ふふ、あと30分我慢したらこのシーンはカットしてやるよ』
『そ、そんなっ!! 絶対ムリですっ!!』

 驚愕の声がスピーカーから流れてくる。それを聞いた星菜もまた衝撃を受けていた。

(まさかっ・・・・・でもビデオはこうして公開されている・・・・・ということはっ!)

 眼鏡女装少女は直前の陵辱のため腫れ上がった肛肉をビデオの正面でひくつかせながら羞恥と苦悶に喘いでいる。

 それでもどうにか10分ほどは淫らにも見える悶え方をしつつ崩壊を食い止めていたが、やがてその顔が絶望の色に染まった。

『ああご主人様、お願いですっ!! リズムは、リズムは恥ずかしい穴から出してしまいそうですっ!! 許してえっ!!』
『よほど自分が素っ裸で糞を漏らすところをみんなに見られたいんだな。いいとも、たっぷり出せ』
『いやああっ! リズムのこんな恥ずかしい姿、ご主人様以外の誰にも・・・・・』
『時間前に出すお前が悪いんだ。それにリズムはペットなんだから、裸も糞も見られるのがそのうち当たり前になるさ』
『あうううっ・・・・・もう、もう、ひいいいいいいいいいいっ・・・・』

 哀れな少女の喉から悲鳴が漏れると同時にアヌスからびゅるびゅると汚液が迸る。

 それからやがて、その愛らしい姿には似つかわしくない太い汚物がムチュムチュというかすかな擦過音を伴いつつ排泄されていった。

『ああっ! う、うんちが、うんちがあ・・・・・・いやあっ、見ないでえええええええええええ!!!』

 画面では哀切極まる悲鳴をBGMにして、思い切り割り開かれている白いお尻の中心から生まれ出た茶褐色の汚塊が、それだけ別の生き物のように床の上を這い滑っていく。

 やがてミルクコーヒー色をした軟便を大量に迸らせた後、引き攣るアヌスが閉じられると、眼鏡少女は激しく嗚咽しだした。

(あ・・・ああ・・こ、こんなの・・・・っ!)

 今見たばかりの禁断のシーンを脳裏で何度もリプレイしながら星菜は狂おしいほど喘いでいた。

 人間として見せたくない、見られたくない生理現象を余すところなく、もっとも残酷な形で曝す悪夢−−−−

 愛らしい顔を究極の羞恥に歪め、淑やかな蕾から汚物を生み出してしまうその姿はあまりにも哀れであり、惨めだった。

(可哀想に・・・・・・こんなに眼鏡が似合って、こんなに可愛い子なのに・・・・は、裸で、浣腸されちゃって、お尻の穴犯されたあげく・・・・・・・・ウ、ウンチを漏らす恥ずかしいところを見られちゃうなんてっ!!)

 強制的に股間を開かれ、恥部も露わにしたまま醜悪なものを脱糞してしまうなど、あまりにもおぞましく、破廉恥の極限であると星菜は思わずにはいられなかった。

 そして反射的に回線を切断し、PCの電源を落としたのだった。

(本当に危険な動画だった・・・・・・見るんじゃなかった・・・・見るんじゃ・・・・・・)




 その後数日間、星菜はPCに触れることすらしなかった。

 いや、実は何度もその前に座り、電源を入れようともした。

 いかに嫌悪を覚えたとはいえ要はその動画を見なければよいのであって、その会員制サイトにもアクセスしなければそれですむ話なのだから。

 だが星菜には分かっていた。

 あれを見て以来、一時たりともあのシーンを忘れることはできない自分に気づいていたのだ。

 異端の行為を忌避すると同時に、惹かれてもいることを星菜は自覚していた。

 あの、羞恥に歪む美しい顔。

 そして肉体が限界を超え、悲哀とともに晒される数瞬の羞悪。

 記憶の底から蘇ってくるたび生理的嫌悪が薄れていき、替わって別の感覚が強まっていく。

 そんな自分に愕然とし戸惑いつつも、もしPCを起動したなら必ずまたあの動画を見てしまうであろうことが星菜には分かっていた。

(だ、だめよ・・・・・もう見てはいけない・・・・・また見てしまったら・・・・)

 狂おしい衝動に駆られPCに手を伸ばしては、必死に思いとどまることが何度あっただろう。

 見たら最後、今までの自分には戻れないだろうという怖れだけが星菜を辛うじて支えていた。

 だが、そんな悶々とした日々が少女の体調に影響を与えないはずがない。

 ある日腹部に鈍痛を覚えた彼女は、あの日以来便通がなかったことを嫌でも思い出さずにはいられなかった。

 あの衝撃のシーンを見て以来、どうしても排泄という行為に複雑な思いを抱いてしまい、無意識にそれを忌避していたのも便秘の一因だったろう。

(と、とにかく出しちゃわなきゃ)

 そう考えてトイレに入ったものの、いくら息んでもいっこうに出せない。

 長期の便秘によって出口付近の便がかなり硬化していたのである。

 こうなっては通常の飲み薬による対応も危険だ。思いつく限り、取るべき手段は一つしかなかった。

(浣腸・・・・・するしかない・・・・)

 さんざんためらったあげく星菜は大型のドラッグストアに寄り、顔を真っ赤にしつつイチジク浣腸を買った。そして自宅に戻ると部屋に閉じこもる。

(落ち着いて・・・・・これはあんないかがわしいこととは違う、わたしのは治療なんだ)

 そう自分に言い聞かせながらスカートとショーツを脱ぎ、ベッドの上で四つん這いになる。

 そして指の震えを押さえつつ、一つ目の浣腸を行った。

(ああっ! 浣腸・・・しちゃった・・・・)

 お尻の中でじゅわっと冷たい薬液が広がっていくのが分かる。星菜はその感覚が消えるまで待ったあと二つ目の浣腸をした。

(これでいい・・・・さあトイレに行こう)

 効き始める前にトイレに入らないと苦しいことになる。

 そう思ってベッドを下りたとき微かな便意を覚え、同時に突然、あの「危険動画」のシーンが一気に星菜の脳裏でフラッシュバックした。

『30分我慢するんだ』
『そ、そんなっ!! 絶対ムリですっ!!』
『ああご主人様、お願いですっ!! 恥ずかしい穴から出してしまいそうですっ!! 許してえっ!!』
『よほど自分が素っ裸で糞を漏らすところをみんなに見られたいんだな。いいとも、たっぷり出せ』
『いやああっ! こんな恥ずかしい姿・・・・・』
『ペットなんだから、裸も糞も見られるのがそのうち当たり前になるさ』
『あうううっ・・・・・もう、もう、ひいいいいいいいいいいっ・・・・』
『ああっ! う、うんちが、うんちがあ・・・・・・いやだあっ、見ないでえええええええええええ!!!』

(あ・・・・・あああああああああっっ!!!)

 高まる便意と歩調を合わせるようにして、星菜の中の何かが変わろうとしていた。

 いや、むしろ無意識に生まれ育っていたものがこの機に顕在化しはじめたのだと言った方がいいだろう。

 抑圧されていたため却って肥大化し、怪物化していたそれはいま少女の心に襲いかかり、理性を貪婪に蚕食していた。

(そうだ・・・・・酷い便秘なんだから、?あの子?みたいにわたしも30分は我慢しなきゃ・・・・・)
(ああでも、でも、こんなにお尻が辛いの、初めて・・・・・・)
(だめっ、もらしちゃう・・・・・そんな恥ずかしいこと、いやぁあぁあぁあぁあぁぁぁあぁあああ!!)

「あんっ! いひいいいいいいいいいっ!!!」

 浣腸液により緩下してきた硬便が肛門に辿り着き、肛腔全体を圧迫するのを感じて星菜は思わず悲鳴を上げる。

「はぁんっ、お・・・・お尻の中がいっぱい過ぎるよぉっ!!」

 だがその器官が羞恥の物体で満ち満ちたとき、少女の肢体を凄まじい愉悦が貫いたのだった。

「はっ! はぁっ!」

(ああっ、気持ちいいっ?! うんちしたくてたまらないお尻が・・・・お尻がぁっ!)

 急迫する汚辱への怖れとスリルが絶妙のスパイスとなって倒錯の快感をさらに押し上げる。

 星菜は喘ぎながらよろよろとデスクに向かうとPCの電源を入れ、『人権放棄者飼育ファイル』のサイトを開いた。

(あうう・・・・・は、はやく、はやくしないとぉ・・・・)

 無慈悲な便意にわななきつつブラウスとブラジャーを脱ぎ捨て、眼鏡を除いて全裸になった少女はサイトの深部に辿り着き、あの「危険動画」をクリックする。

 それから片手でビデオコントロールボタンを操作して少女の排泄シーンに飛んだ。

『ああご主人様、お願いですっ!! リズムは、リズムは裸で恥ずかしい穴から出してしまいそうですっ!! 許してえっ!!』

 その破廉恥な悲鳴を耳にした星菜は音声をミュートにする。

 そして自ら画面の中の哀れな存在に同化した。

「ああ・・・ご主人様お願いです・・・・わたしは、わたしは裸で恥ずかしい穴から出してしまいそうです・・・・許してぇ・・・・」

 画面では少女がついに汚液を漏らす。

 それを見ながら星菜もまた浣腸液を逆流させ、太股を汚した。

「も、もうダメですうご主人様ぁっ!! わたしは・・・・わたしは恥ずかしいウンチをオモラシしちゃいますっ!!」

 その叫びとともに星菜はPCの前で中腰になり、薬液でヌルヌルとした熱い汚塊を排泄した。

「ひいっ! おあううううううっ!! うんちっ! わたしのうんちいぃぃっ!!!」

(お尻が灼けるうぅぅ・・・・・・きも・・・ち・・・いい・・・・・・)

 少女は究極の辱悦に震えながらおのが巨乳をもみしだく。

 そして太いものを垂れ流しつつ、ぬるぬるとした唾液を中学生とは思えないほど発育した乳房と痛いほど勃起しきった乳首にまき散らし、それは胸の谷間を通じて股間に流れ落ちたのだった。

 しばし後、初めての異常快楽の陶酔から醒め、反動で深い自己嫌悪に陥りつつ星菜は自分が汚したもの全ての後始末をする。

 だがそれらが一段落しベッドの上で放心していると、不意に自分の先程の痴態が思い出され、股間が疼いた。

(あの・・・・あんな酷いビデオを見ながらわたしは・・・・・・・)

 映像の中の人権放棄ペットと同一化した妄想の中で排泄感にのたうち、惨めに許しを乞いつつ生まれたままの姿で賤ましい醜態を晒した瞬間。

「あんな・・・・・・死ぬほど恥ずかしいことが・・・・気持ちよくてたまらないなんて・・・・・・っ!!」

 あまつさえその映像は自分を含め不特定多数、おそらくは万単位の人々に見られているのだ。

 そして幻想の中でとはいえ自分もまたその瞬間を共有し、人権放棄者のリズムとともに無数の瞳に刺し貫かれながら汚辱に染まったのだった。

 星菜は、あれほど怖れていたものを自分が渇望していることを今こそ悟った。

(ご主人様・・・・・・裸になったわたしにお浣腸して・・・・・おトイレに行かせないで意地悪してえ・・・・・・ああ・・・・・・わたしはあなたのペットです・・・・)

 顔も知らない男に全裸で隷従を誓いつつ、容赦ない浣腸調教を受ける自分を夢想して少女はベッドの上で悶える。

 だがどれほど思い焦がれようと、所詮その真の悦楽は電網の奥に潜む主従だけのものなのだ。

 自分に分け与えてもらえるのはその一部を電子が再現しただけの幻影に過ぎないということが、星菜には哀しかった。

(いけない、サイトを閉じておかなくちゃ)

 満たされぬ欲望に悶々としつつ身体を起こし、少女は生まれた姿のままPCの前に座る。

 そして未練がましくトップページに戻ったとき、以前には見たことのなかった文字列を見て息を呑んだ。

≪研究発表動画の出演者募集中!! 希望者はxxxxxx@xxxx.ne.jpまで≫

(研究発表動画・・・・・アレのことだ・・・・・!)

 微かな逡巡の後、星菜の指はキーボードの上で激しく踊る。
 そして一通のメールが世界の奥深く広がるネットの何処かへと送信された。




「あれ? 更新されてる」

 深夜、久しぶりにそのサイトを訪れた少女が期待を込めて更新部分をチェックする。 

『警告! 刺激の強い動画 心臓の弱い方には非推奨』という文字をダブルクリックして開くと、そのページには01,02という数字があった。

「02・・・と」

 数字が押されると同時にダウンロードが始まる。

 高速回線でなお長い時間が経ったのち、動画のウィンドウが開いた。




『あむっ・・・・ん』
『んん・・・はぁあ・・・・』

 黒いレザーの首輪だけを着けた二匹の眼鏡少女が、両手を硬質な革手錠で後ろに拘束されたまま向かい合い、ディープなキスを交わしあう。

 闇に浮かぶ白く豊かな乳房と勃起しきった桜色の乳首は、熱い吐息とともに妖しく揺れる。

 そして揃って丸見えの陰部からは、同じく揃って濃い剛毛にびっしりと覆われた秘裂からバイブレーターの先端がはみ出し機械的な蠕動を続けていた。

『リズム、セナ、また二匹で勝手に愛し合っていたな』
『あっ、ご主人様! お許し下さいっ!』

 人権放棄者たちは主人の姿を見て許しを乞う。

 しかし禁忌に触れた二匹が許されることはなかった。

 リズムとセナの美少女ペット二匹はその場にひざまずき、頭も床まで低めるよう命じられる。

 そして高く上げさせられたヒップを、真っ赤になるまで鞭打たれた。

『次は火照った尻を冷やしてやるからな』

 “ご主人様”はそう言うと動物用の巨大なガラス浣腸器で、並んで震える可憐な臀部にグリセリン溶液を注入する。

 やがて二匹は喘ぎ声を上げながら肢体を切なげに揺すりだした。

『も・・・う・・・お腹がぁ・・・・おトイレに行かせて、ご主人様ぁっ!』

『リズムは相変わらず浣腸に弱いな。セナはどうだ』

『いひぃぃ・・・・辛くて恥ずかしいですぅ・・・・でも、でもぉ、おま×こが感じすぎて蕩けそう・・・・』

 そう言って悶え喘ぐセナの股間が映し出される。淫裂に飲み込まれたバイブレーターが、通常苦悶しか与えないはずのこの責め苦の中でなお蠕動し、ときおり愛液を噴き出させていた。

『さすが浣腸マゾだ。もっと入れてやろうな』

 その言葉通り“ご主人様”はセナに500ccの薬液を追加する。そして甘い悲鳴を聞きながら二匹のペットをお互い後ろ向きになるように床に這わせた。

『まだ我慢して貰うからな。こいつで塞いでやる』

 どこからか持ち出したシリコンゴム製の双頭ディルドウを手にして“ご主人様”はそう宣告する。

 米国製とおぼしきそれは長さが50?以上、太さが一番細いところでも直径5?を下ることがないモンスターだった。

 “ご主人様”は血管までリアルに模倣されたそれの両端にある亀頭を、眼鏡美少女ペットたちの向かい合わせたアヌスにそれぞれ容赦なくねじ込む。

 漏らすまいと必死に引き締めていた場所にあまりにも太すぎるものを挿入された二匹は、淫具で繋がったことによって感情まで共有したかのように一斉に悶え啼いた。

『ふ、太いぃぃっ・・・・苦しいよおぉぉっ!!』
『かはっ・・・・・・お尻が、お尻がいっぱああいいぃ・・・』

 限界を超えて拡張されたアヌスに呻き、みっちりと塞がれた便意にリズムとセナは涙を流す。

 だが同時に浣虐と直腸陵辱のマゾ悦がリズムとセナをさらにのたうち回らせ、若い肉欲に火を付けたのだった。

『ああセナ、動かないでぇ・・・お尻が、お尻がこすれちゃううっ!』
『ご、ごめんなさいリズム、でもダメなの、お腹のお浣腸が暴れて、苦しくて、気持ちよくって、ガマンできないのおっ!』

 異なる悶えがお互いに挿入されたディルドウを複雑にうねらせ、淫門を激しく刺激する。

 浣腸されたまま相互に加虐し受虐するこのシステムに翻弄されて、二匹はマゾの辱悦に喘ぎ続けた。

 だがやがて、浣辱の舞踏にも終演の時がくる。

 秀麗な顔を惨めに歪めてリズムが哀願したのだった。

『ご主人様、リズムはもう限界ですっ! 出させて・・・・出させて下さいっ!』
『何を出したいんだ? はっきり言いなさい』
『ウ、ウンチっ、ウンチですっ・・・・・ああいやあっ、恥ずかしいっ・・・・!』
『後輩のセナはお前より500ccも多く浣腸されて耐えているぞ。先にウンコしたいなどと、先輩として情けなさ過ぎるな』
『だ、だってセナはお浣腸好きですっ! アナル好きなだけのリズムとは違いますっ』
『いやあっリズム、言わないでぇ・・・・』

 ペット姉妹の容赦ない指摘を受けてセナの身体に羞恥と恍惚の震えが走る。

 “ご主人様”は微苦笑を漏らした。

『よし、出させてやろう。ただしこう言ったらだ』
『・・・・・・え、そんな?! そんなことを?!』
『言うまではこのままだ』

 耳打ちされた言葉を聞いて愕然とするリズムに“ご主人様”は冷たく言い放つ。

 屈辱に耳まで赤くしていた先輩ペットはためらっていたものの、打ち寄せる腹痛の波についに屈し、わななく唇を開いた。

『セナ・・・・・お願い、リズムが・・・・・お腹の中の汚いウンチを、ブリブリ脱糞しちゃうはしたない姿、じっくり・・・・見てぇ』
『リズムの必死のお願いは聞いてやらなくっちゃあな、セナ』
『ええっ?! ・・・・・は、はいっ! あなたのウンチ姿を見せて、リズム!』

 今の自分になるきっかけとなったあの美と醜の極限のコントラストを、今度は目の前で見れると知ったセナが瞳を輝かせて答える。

 それを聞いた“ご主人様”はリズムのディルドウを引き抜き、幼児をトイレさせるスタイルで抱え上げた。

『這ったままこちらを向きなさい、セナ。・・・・そうだ、リズムのイヤらしい場所がよく見えるかい』
『はい! ああリズムのおま×ことウンチ穴、こんなにヒクヒクして・・・・』
『いやあああっ! セナ、わたしのそんなとこ、見ないでえっ!!』
『さっきまであんなに出したがってた癖にまだ恥ずかしいのか。セナ、リズムが出しやすいように舌で刺激してやれ』
『え?! はいっ!』

 立て続けの恩恵に胸を熱くしながらセナは前に身を乗り出し、桃色の舌を伸ばす。

 そして痙攣する肛肉を軽く嬲ってから、舌先を桜の葉を思わせる形の剛毛に飾られた密林を掻き分け、桜色の花芯へと移行させていった。

『セナお願い、やめてえっ! も、もうガマンがぁ・・・・』

 稚拙ながら執拗な舌技に玩弄され、クリトリスを膨張させつつリズムが叫ぶ。

 そしてついにセナの鼻先で愛液を迸らせてしまったのだった。

『あああっ! でるっ、ウンチ出ちゃうっ!! 見ないでセナ、見ないでえええええっっ!!』

 ブシャアアアアッ!! ブチュブチュッ、ブリュリュリュブリュウウウッ!!

『ひぐっ! ああああっ』

 あっという間に開いたアヌスから薬液混じりの汚塊がヌルヌルと垂れ下がり、鈍い音を立てて落ちていく。

 先輩ペットが汚辱に崩壊していくその一部始終を、セナは瞬きも忘れて網膜に灼きつけていた。

『どうだリズム、十日も我慢させられていたものをやっと出せたんだ、気持ちいいだろう?』
『恥ずかしいっ・・・恥ずかしい、ああ・・・・ご主人様、セナ・・・リズムは、リズムは死んじゃいたい・・・・・』

 自分の汚物の湯気に尻肉を炙られながらリズムは桜色の顔を横に背けて究極の恥辱にわななく。

 一方セナは他者の汚臭に包まれて暴発寸前の腰を盛んに妖しくくねらせ、至福の中にあった。

『すごい、リズム・・・・・可愛いお尻から、こんなに・・・・・ううっ!』

 蕩けそうな表情のセナはリズムの汚れた部分を見ながら不意に全身を凝固させる。

 そして切ない喘ぎ声を上げ、なんとそのまま絶頂し、手を使わずに膣の蠕動だけでバイブレーターを産み落としたのだった。

『セ、セナっ?!』
『おおっ、リズムの糞失禁を見るだけで絶頂とは・・・・それも浣腸されたままなのに、何という変態だ!』
『いや・・・いや、仰らないで、ご主人様ぁ』

 “ご主人様”が思わず上げた驚きの声を聞いてセナは我に返り、賤ましい本性を晒した羞恥に身悶えする。

 だが相手に侮蔑の色がないことでどうにか救われていた。

『どれ、どんな感じだ』

 無骨な大きい手がセナの下腹にあてがわれる。

『・・・・すごい蠕動だ。こんな状態で絶頂してたのか』
『はうう・・・・ご主人様、セナも、もう・・・・・』

 いまだ長大なディルドウを直腸に半ばまで埋没させたままセナが訴える。

 しかし“ご主人様”はリズムの時と同様、すぐに許すような事はしなかった。

『ふふ・・・・セナにも‘おねだり’してもらおうか。変態ペットにふさわしいセリフでな』
『あ・・・な、なんて言えば・・・?』
『セナ、お前にそれを教える必要はない。自分の心の中にある醜い欲望を、ただ吐き出せばいいんだ』
『自分の・・・心を』

 “ご主人様”にそう言われたセナはふと夢見るような表情になる。
 それからためらいや恥じらい、狂おしい思いが瞬時にその顔を塗り替えていった。

『ご・・主人様・・・・リズム・・・普通の中学生だったセナが、人権を放棄して脱糞露出マゾの変態ペットに望んで堕ちた証をご覧下さいませ・・・・・』

 そこでいったん言葉を切ったセナは新たな空気を胸に、更なる狂気を心にため込む。

 そして一気に吐き出した。

『ああっ! お腹にたっぷりお浣腸されてセナは幸せです! それから、リズムと一緒にガマンさせられたたくさんの恥ずかしいウンチを、みんなの・・・・・ご主人様、リズム、そして学術会員のみなさんの前で惨めに泣き悶えながら、おっぱいプルンプルンさせてオマ×コもくぱぁさせてっ!素っ裸でウンチをブリブリはしたなく垂れ流してしまう哀れな姿を見て欲しいんですっ!! あああ、汚いウンチたれの町田星・・・セナを嘲笑ってっ! 罵り唾を吐きかけてっ! セナは、セナはすっぽんぽんでウンチを漏らす姿を見られたくて、中学校を中退して人権を放棄した変態ペット、最低の眼鏡猿で乳牛の糞豚ですぅうううぅうぅぅぅぅーーーーーーっっ!!!』
『素晴らしいぞセナ! 望み通り存分にケツから垂れ流しながら逝け!!』

 堕落の人権放棄少女の哀切なる叫びを聞いた“ご主人様”はセナに挿入していたディルドウを引き抜く。

 ぽっかりと開いた薄桃色のアヌスからドッと濁茶の液が零れ、続いて極太の汚塊がムリムリと姿を現した。

『ほ、本当にわたしは裸でウンチを・・・・夢じゃない、夢じゃないよ・・・・・っ!』

 かつて幻想の中でめくるめく恥悦に喘ぎつつ為した秘態。

 だが今こそセナは人前で股間を自ら広げ、浣腸された肛門から排泄するところを、無様に脱糞する醜態を余すところなく鑑賞されているのだ。

 しかもそれは電子で構成された不滅の記録となり、電網を介して全世界の法曹関係者、精神科医をはじめとする研究者たちに見られ続ける。

 その圧倒的な?現実?を受け止め平穏な人生に心で別れを告げつつ、セナは禁断快楽に溺れた。

『セナ・・・・脱糞露出狂の恥知らずなペットめ、糞を漏らしながらまた潮を噴いているぞ! ド変態が!!』

 陶酔の狂態を見下ろし罵りながら“ご主人様”は、この思いがけず得た美しき畜奴を愛しげに眺める。

 専門的な研究分野の権威でもある彼が募集したのはあくまで研究助手のつもりだったのだが、一番に現れたのは人権放棄希望の女子中学生だった。

 何より驚いたことに、少女は自分がリズムに容姿が似ていることを意識していなかったにもかかわらず、既に人権放棄者であるリズムと同様の扱いを望んでいた。

 この僥倖を我がものとするためなら、未成年者の両親に代わっての人権放棄申請や、中学校の体育館にわざわざ全校生徒を集めての最終手続きのイベント、特殊な訓練を受けた大型犬による処女喪失といった、星菜の過激な露出と被虐の嗜癖を満足させてやるための労などものの数ではなかった。

 しかも、人権放棄の契約書の記載に基づいて、一定期間、セナを撮影した動画に限って閲覧するための特別パスが、星菜の両親を含む親族、星菜の父の会社の従業員や主要な取引先、星菜の中学校の教師やクラスメート、習い事や塾の講師にまで送りつけられている。送り主は人権放棄者である元「町田 星菜」本人だった。

 既に、星菜の父からの内密な接触があり、彼のカウンセリングや“ご主人様”への財産譲渡の手続きが水面下で進んでいる。当面は研究資金にも困らないだろう。
 “ご主人様”はシングルマザーに育児放棄されたリズムの実の父親が、星菜の父ではないかと考えていた。そうであれば、リズムとセナは異母姉妹ということになる。“ご主人様”は男性をペットにすることにはまったく興味が無かったが、幾つか面白い試みを思いついていた。
 カウンセリングの結果によっては、この父娘は非常に意義深い研究対象となるはずだ。

『許してえぇ・・・・恥知らずのセナはまた出てしまいます・・・・・・・・は、は、恥ずかしいッ!!!』
『素っ裸でまたこんな太いものを勝手にブリブリひり出しておいて、恥ずかしいのか恥ずかしくないのか、どっちだ!』
『ほ、ほんとうは死ぬほど恥ずかしいですっ・・・・! は、裸になって、汚いウンチをお尻の穴から出ちゃうところを見られるなんて・・・! で、でも、恥ずかしいのに、恥ずかしいほど、おっぱいが、おま×こが、お尻がぁっ!すっぽんぽんのはだかんぼうになった、セナの生まれたまんまの全部を、体の中のウンチまで見られて全部気持ちよくなっちゃうんですっ!!』
『ついこの間まで処女だったというのに、呆れ果てた話だ。変態女子中学生め、自分のデカパイと勃起乳首をつまんで腸の残りを全部出して逝っちまえ!』
『は・・・はいっ!』

 ブッ、ブリュリュリュブニュルルルウウウウウ・・・・

 セナが左右の乳首を挟みつける指先と、下腹部に力を込めた直後、どこに隠していたのかの思うほどの量の軟便が湿った破裂音をたてて排泄される。

『あああーっ!乳首いじめると・・・お尻がムリムリ拡がって・・・ああーっ!なんで?触れてないのに・・・おまん×こも・・・わたしっ!はだかでっ!おっぱいもんでぇっ!ウンチ出してるっ!ウンチ出しておま×んこが逝くっ!見てぇっ!おま×ちこっ!リズムぅっ!御主人様ぁっ!パパぁっ!みんなぁーっ!クリちゃんがぁっ!弾けるぅっ!出るうっ!出るうっ!出るうっ!見てっ!お尻と!おま×こがぁっ!一緒に出るうううーっ!』

 そしてその瞬間、セナは恥虐の極みの中で恍惚としながら、ついに秘裂から大量の潮を噴き上げた。

『あふうう・・う・・・・気持ちいい・・・・・気持ちいいよパパぁ・・・・・』
『ふっふっふ・・・・・』

 満足げな笑いの後、愛液と糞尿まみれのリズムとセナは綺麗にすることも許されないまま大型車で移動させられ、中学校の校庭と思しき場所で降ろされていた。

 ハーネスを装着させられ四つん這いで犬ぞりを牽くたびに、木製のディルドーで未成年の牝孔を貫かれる生まれたままの姿を全校生徒に見られながら、切なげな吐息が時折セナの口から漏れる。

 そして獣の姿勢のまま交互に牝孔を貫かれながら、ロングヘアとGカップはあろうかという豊かな乳房を激しく揺らして、双子のようによく似た二匹の眼鏡ペットは、お互い手を握り合ってこの上ない歓喜のメゾソプラノを上げ絶頂したのだった。




「はあ、はあ、はあ・・・・・・」

 モニターを凝視したままショーツの中に異臭を放つ軟便をぶちまけたツインテールの少女は、Gカップはあろうかという豊かな乳房をゆさゆさと揺らし荒い呼吸を繰り返していた。

「なんて・・・・うう、セ、星菜ぁ・・・・わ、私も貴女に浣腸してあげたい! たっぷりぶち込んで、泣き喚かせてやりたいの・・・!!」

 一時の興奮が退き、ショーツを脱ぎ捨て汚れた尻を拭き清めた後も、少女の脳裏に元クラスメートの人権と尊厳を放棄しきった痴態がちらつく。

 だが未練たらしくサイトのトップページに戻ったとき、そこにあった文章を見て少女の目は釘付けになった。

≪人権放棄者の父娘公開種付け鑑賞会に参加する方募集!! 参加者全員によるペッティングを含む触れ合いの特典あり。50名限定≫

「ええっ?!ちゅ、中学生でも応募できるのかしら・・・?」

 その募集文を読み、少女は奇声を上げた後生唾を呑み込んだ。

 やがて細い指がキーボードの上で忙しく動き、指定されたアドレスにメールが送られる。

 そして少女は同様のメールが複数送られ、詳細に身元を調べられた上で自らも新たな人権放棄者候補として選別されていることも知らず、リズムとセナに恥辱を与える夢想に満ち満ちて、美しき汚辱の宴の時を待ち続けたのだった。



(了)



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