桜ひろみの場合


[1] 桜ひろみ マゾ性奴隷になるための授業
今日は、英会話スクールにコート一枚で、行き授業を受けてきます。
本当は、英会話授業を受けに来ているだけではないのです。
実際には、奴隷(マゾ性奴隷)になるための、授業を受けに来ているんです。
今は、急な出張で出掛ける先生を、お見送りしているところです。
但し全裸姿で。


[2] ベンジー
英会話スクールにコート一枚で通っているのか。
でもそれは隠れ蓑で、マゾ性奴隷の調教を受けているのだね。
全裸姿で見送りをさせるなんて、先生もやるものだ。


[3] 桜ひろみ 露出の世界に巡り合えて
「はあぁぁん、あっ、ああぁぁん・・!気持ち良いっ・・・・・・!すごく恥ずかしいのに、気持ち良いのっ・・・!」
私の周りには誰も居ないのに、感じていることを、アピールするように、喘ぎ声を上げていく。
服も下着も一切身に着けていない。
場所は英会話スクールの教室自分の席。
沈みかけている夕日だけが、私の裸を見つめていた。
自分の席で自慰をすることが、これ程までに気持ちの良いことなんて、私は知らなかった。
もっと早く、こちら側に来ればよかった。
こんなに、気持ちの良いことを、知らなかった過去の自分を、恥ずかしくも思った。
露出行為。
おそらく私は、一生この性癖を捨てることが出来ない。
だって、こんなに気持ち良いことを、捨てるなんて、そんなもったいないことを、出来る筈がないのだ。
「んああぁぁ、ああぁっふぁああぁぁん・・・・・・ッ!」
身体が、ビクビクと震え、秘所から透明の液体がビュッビュッと、噴出していく。
潮を噴いて、私は絶頂してしまった。
それも、放課後の教室、いつも講義を受けている自分の席で。
その事実に、私はまた興奮を覚えてしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・メール、しなくちゃ・・・・・・」
けど、もう少しだけこの余韻を、味わっていたい。
この、心地良い快楽を噛み締めながら、私は、あの日のことを思い出していた。
あの、ホームページを見つけた日を・・・・・・。
その、ホームページを見つけたのは偶然だった。
けど、このホームページに辿り着いたのは、必然だったように思う。
「露出・マゾ・性奴隷調教の依頼」
露出行為などの、恥ずかしいことをしたい人を募集し、管理人がメールで指示を出す。
指示を出された人は、それを実行し報告をする。
「はぁぁ・・・・・・」
私桜ひろみ。
大学1年、息をひとつ吐いた。
ため息ではなく、緊張と興奮のための吐息だ。
そう、興奮。
私は、まだ何もしていないのに、もう興奮してしまった。
「露出・マゾ・性奴隷調教の依頼」
の項目を私は、全て埋めていた。
名前・年齢・メールアドレス・職業・住所・処女であるかどうかまで・・・・・・。
名前は、偽名でもハンドルネームでも、良いと書いてあったし、住所も教えたくなければ、都道府県だけで良いと書いてあった。
・・・・・・けど、私は全ての項目に対して、本当のことを書いていた。
「・・・・・・だって、その方が恥ずかしいし、色々なことをさせて貰えそうなんだもの」
プライバシーなど無いかのように、自分のことを書き連ねているだけで、私の頬は紅潮していた。
後は、送信ボタンを押すだけ。
これを押したら、もう後戻りは出来なくなる。
「これを押したら、私も、あの小説の娘たちみたいになれる・・・・・・」
私は、ネットに転がっている官能小説を、読むのが趣味だ。
露出行為や性奴隷に興味を持ったのは、ネット小説が切っ掛けだ。
偶然見つけた露出モノの官能小説。
最初は、恥ずかしくなって、直ぐに閉じちゃったけど、なんとなく気になって、最初から最後まで一気に読んでしまった。

私の性癖が「露出狂・羞恥・マゾ性奴隷」
になった瞬間だった。
それから私は、一般小説を読むことはなくなり、露出・羞恥・マゾ性奴隷モノの、官能小説ばかりを読むようになった。
最初はそれだけで満足していた。
小説に登場する女の子たちと、自分を重ね合わせ、擬似的に露出行為を楽しむ。
本当に、私はそれだけで満足していたのだ。
「けど、物足りなくなっちゃたのよね・・・・・・」
読むだけではなく、本当にしてみたくなってしまった。
けど、自分からあの小説のような、恥ずかしい行為を、するなんて無理だった。
だから私は今、調教メールの依頼を送信しようとしていたのだ。
送るか、送らないか、送るか、送らないかー。
迷った末、私は・・・・・・。
「押しちゃった・・・・・・」
送信ボタンを押してしまった。
胸が、ドキドキしている。
どんな返事が来て、どんな指示を出されてしまうのだろう。
期待と興奮、そして不安が入り混じり身体が熱くなった。
ゆっくりと深呼吸をしていると、1階にいる母から、夕飯が出来たことを知らされた。
「直ぐには、返事来ないよね」
そう呟くと、私はパソコンの電源を落として部屋を出た。
階段を下り始めると、良い匂いがしてきた。
今は、あのメールを送ったことを考えるのはやめよう。
そうじゃなくちゃ、お母さんに怪しまれちゃうもんね。
「あ、メール来てるかな?」
お風呂から出ると、パソコンを起動させた。
あのサイトの管理人ーー名前はセインさん。
ゲームキャラの名前が由来らしいー何らかの返事が、来ていないかと思い、私は、直ぐにメールソフトを起動、メールを受信。
「受信、1件」
セインさんからのメールだった。
深い息をひとつ吐くと、そのメールを開いた。


[4] ベンジー
露出の世界に巡り合えて良かったね。
夕日だけがハダカを見ていたか。
そう思えるのも、こっちの世界に来たからと言うことだ。
一生、露出行為から離れられないか。
それならきっと、いつまでも幸せでいられるさ。
ホームページにも、勇気を出してメールできてよかった。
その巡りあわせにも感謝しなければね。


[5] 桜ひろみ 露出・羞恥メール調教の依頼
初めまして、桜ひろみさん。
管理人のセインです。
なんの管理人なのかは、桜ひろみさんだけが知っていれば良いことですので、割愛させて頂きます。
さて、桜ひろみさん。
先程ご依頼のメールを私に送られてきたわけですが、本当に宜しいのですね?中途半端な覚悟で、ご依頼をされたのでしたら、お止めになられた方が懸命かと思われます。
一時の感情の昂りに、後押しされてご依頼をされたのでなければ、本日24時までに、メールにて再びご依頼をください。
尚、そのメールには、桜ひろみさんが望まれることを、なるべく詳細にお書きくださいませ。
もしも、ご依頼をなかったことにするのでしたら、メールは不要です。
桜ひろみさんに関する情報は、全て削除させて頂きます。
では、これにて失礼致します。
出来ることなら、貴女からのメールが送られてくることを、期待しております。

管理人・セイン

「・・・・・・意外に丁寧な文章ね」

アダルトサイト。
しかも『露出・羞恥メール調教の依頼』というページを作っているくらいなので、もっと高圧的なメールが、送られてくるかと思っていた。
冷静で丁寧そうな人、というのが私のセインさんに対する人柄になった。
「返事は今日の24時まで・・」あと、3時間ある。
つまり、あと3時間は考える猶予を、与えられたということなのだが・・・・・・。
「返事、送ろう」セインさんのメールを読んで、私の中で決心がついた。
返事を貰うまでは、やっぱり何処か怖くて尻込みしてしまっていたが、このメールの文章を読む限りだと、セインさんがそう無茶な命令や、指示を出してくるとは思えなかった。
誤って、他人に見られても大丈夫なように、メールの内容もボカして書いてくれている。
「この人は信用できる。
・・・・・・うぅん、この人しかいない」この人の命令なら、多少難しくても実行をしてみたいと、私は思っていた。
多分セインさんは、パソコンの前に座って、私からの返事を待っている。
そう考えたら、直ぐに返事をしなければ、いけないような気がした。


[6] ベンジー
セインさんからの返信が届いたのだね。
なかなかマジメで親切そうな印象だ。
信用できると思うのもムリはない。
それで返事をする決意をしたのだね。

> 『露出・羞恥メール調教の依頼』

メール調教が始まったら、どんな感じになって行くのだろうね。


[7] 桜ひろみ 知り合いにはバレないようにしたいです
こんばんは、セインさん。
桜ひろみです。

先程は、お返事をくださり、ありがとうございます。
私を、気遣うようなメールを読み、感激致しました。
ですが、お気遣いは無用です。
パソコンは私物で、メールを家族や友人に、見られる心配いはありません。
そして何より、私はセインさんの命令や指示で、恥ずかしい行為をしたいと思ったのです。
ただ、お願いがあります。
露出行為などは頑張ってみますが、他人と性行為をしろといった、内容のものは無しでお願いします。
それと、知り合いには絶対にバレないようにしたいです。
私からのお願いは以上です。
あとは、セインさんの命令に従います。


[8] ベンジー
セインさんとのメールのやり取りだね。
セインさんの命令や指示で恥ずかしいことをしたいか。
きっと喜んでいることだろう。
エッチはなしと言うのはOKだろうが、知り合いにバレないようにと言うのは難しいかも。
もちろん細心の注意は払ってくれるだろうが、露出に絶対はない。
と言うか、バレる可能性があるからこそ、ドキドキも興奮もあるのだと思うよ。


[9] 桜ひろみ メールが届きました
「女子大生が書くには、硬い文章になってしまったが、まぁいいかなあ」

私は、セインさんから命令を、される立場の人間になるのだから、これくらいの文章を書かなければ、セインさんに対して失礼だろう。
先程、送った依頼のメールの時とは違い、今度はどこか落ち着いた、気持ちで送信ボタンを押すことが出来た。
「送信、っと・・・・・・。返事来るの、結構早いかも知れないし、電源は入れっぱなしいいよね」
セインさんから、送られてきたメールには、返事が来ることを期待していると、書かれていた。
それならきっと、返事は直ぐに来るに違いない。
適当に、ネットサーフィンをしていると、メールを受信した。

「来た。セインさんだ」

指の動きはいつも通りなのに、この時ばかりはそれすらもどかしく感じられた。
メールを開くと、次のようなことが書かれていた。

こんばんは、桜ひろみさん。
管理人のセインです。

お返事を頂き、貴女のような人に恥ずかしい命令を、出来ることを嬉しく思います。
貴女の、要望に添った命令・指示を出していきますので、ご期待くださいませ。
尚、もしも私の命令・指示によって私生活に支障が出た場合、全力でアフターケアを致します。
ですので、その点に関しては安心して、露出行為を愉しんでください。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、私からの最初の指示です。
ステップ1といったところですので、先ずは軽くいきましょう。
その方が、ひろみさんも安心でしょうから。
まず、カーテンと雨戸を閉めていたら開けてください。
窓は閉めたままで構いません。
次に、部屋のライトを全て消してください。
これで、外から貴女の部屋を見ても、何も見ることは出来なくなりました。
最後に、身に着けている物を全て脱いでください。
全てですので、下着も当然脱いでもらいます。
いきなり、全裸になれという指示に、不安を感じているかも知れませんが、よく考えてみてください。
貴女の部屋は外から見えず、しかも両親と同居しているとはいえ、一人部屋なのですから、突然誰かが部屋に、入ってくる確率は殆どないに等しい。

今夜の指示は以上です。
実行に、移すことが出来たら報告のメールを送ってください。
その後は、服を着て構いませんしカーテンと雨戸を閉めても良いです。

それでは、貴女のメールを心待ちにしております。

管理人・セイン

「・・・は、裸に・・・・・・ごくっ」


[10] ベンジー
セインさんから最初の命令が届いたのだね。
部屋の中での露出か。
初めてと言うこともあり、簡単なのからって感じだが、
桜ひろみにとっては、いきなり全裸は厳しかったみたいだね。
男の人から全裸になれと命令されれば、それは自分の部屋でも緊張するか。

さて、桜ひろみはどう実行したのかな。

[11] 桜ひろみ 命令を実行しました
まだ、何もしていないのに、興奮のためか口内に大量の唾液が、分泌されてしまった。
それを飲み込むと、もう一度送られてきたメールを読み直した。
「カーテン、雨戸、ライト・・・・・・服を脱ぐ」
自分が、やるべきことを確認すると、モニターの電源を切る。
指示を実行したら、セインさんにメールをしなくちゃいけないので、パソコンの電源は入れっぱなしでいいだろう。
それに、電源が入ったままなら、まるでセインさんに見守られているような気分になる。
椅子から立ち上がると、カーテンを開ける。
雨戸は、私の部屋には付いていないので、ここはこれでOKね。
窓の向こうには、道を挟んで家がある。
1階には人がいるらしく、光が見えた。
けど、2階には誰も居ないみたいだ。
私の、部屋から見える向かいの家の部屋に、光を見つけることは出来ない。
続いて、自分の部屋の電気を消した。
「暗い・・・・・・。けど、暗いから出来るんだよね・・・・・・」
最初の指示が、電気をつけたまま服を脱げ、というものだったら、かなりの覚悟が必要だったと思う。
けど、セインさんはちゃんと段階を、踏んでくれるみたいだ。
露出行為を、したいとは思っていても、やる勇気がなかなか出ない、私には有り難かった。
部屋に鍵は付いていない。
両親の部屋は1階にあるので、この時間になると滅多なことがない限り、2階に、それも私の部屋に来ることはない。
暗闇に目が慣れてきた私は、パジャマのボタンに指を掛ける。
指が、震えていた。
「い、いつもしていることなのに・・」
パジャマを脱ぐ、下着を脱ぐ。
これらのことは、日常的にやっていることだ。
変な意味ではなく、着替える時には当然やることだ。
なのに・・・・・・
「・・・・・・外が見えるだけで、こんなに違うのね」
誰にも、見られていないことは確実。
それなのに、緊張と興奮でどうしても指が震えてしまう。
それでも私は脱ぐことをやめず、1つずつパジャマのボタンを外していく。
お風呂に入った後なので、ブラジャーはしていない。
ボタンを全て外し、両手で前をはだける。
すぅっと、部屋の空気が胸を撫でてくる。
「あっ・・・・・・」
暗闇でよく見えないが、乳首が勃っているのが分かった。
上半身に、着ていたパジャマを、両腕から抜きとると、そっとベッドの上に置いた。
「ふぅぅ・・・・・・」
誰にも、見られていないことは分かっているのに、興奮せずにはいられない。
やっぱり自分は、露出行為がしたいんだと、改めて確認をさせられた気分だ。
残るは、ズボンとショーツだけ。
もう上半身を脱いでしまった後だからだろうか、ズボンを脱ぐことは直ぐに出来た。
かな!先程よりも、暗闇に目が慣れていたので、自分の身体の輪郭をしっかりと見れた。
「私、裸になっちゃうんだ・・・・・」
腰に、引っかかているショーツの端をつまむと、それをゆっくりと下ろしていく。
脱いだショーツは、パジャマと一緒にベッドに置いた。
とうとう全裸になった私は、なんだか恥ずかしくなって、胸を隠すように両手で身体を抱き、しゃがみ込んでしまった。
セインさんの、指示をこなせたという達成感と、もっと恥ずかしいことを、したいという欲求が早くも芽生えた。
ゆっくり立ち上がると、窓の外を確認する。
「大丈夫・・・・・。誰も見てない」
向かいの家の2階は、まだ光はついていない。
部屋に、ある鏡の前に立つと、一糸纏わぬ私の姿が映し出された。
「あぁ・・・・・・凄い・・・凄くエッチだわぁ・・・・・・」
部屋で裸になることが、こんなに厭らしいことだなんて。
乳房ヘと手を伸ばすと、乳首がしっかりと勃っていた。
次に、下半身ヘと手を伸ばす。
「あんっ、あぁっ・」
身体に電気が走った。
本当に、そう思ったくらいの衝撃だった。
秘所は、信じられないくらい濡れていて、少し、触っただけなのに、驚くくらい気持ち良かった。
今すぐ、オナニーを始めてしまいたい、気持ちになった。
きっと、直ぐにイッてしまうだろう。
けど、私はその衝動を抑えると、パソコンの前に座った。
「セインさんに、報告しなくちゃ」
モニターの電源を入れると、私の身体が照らされた。
外は・・・・・・大丈夫みたい。
私は服を着ないで、全裸のままセインさんヘ報告するメールを書いた。

こんばんは、セインさん。
桜ひろみです。
今、セインさんに指示されたことを実行しました。
裸のまま、この報告を書いています。
服を着るよりも前に、セインさんに報告したかったものですから。
部屋で裸になるだけなのに、凄く恥ずかしかったです。
けどその分、凄く興奮してしまいました。
やっぱりセインさんに、メールを送ってよかった。
次は、何をすればいいですか。
セインさんからの、次の指示を楽しみにしています。
それでは、失礼します。

「メール、早く来ないかなぁ」
私は裸のまま、セインさんのメールを待った。
いつ来るか分からないメールを、私は股間を濡らしたまま待っていた。
「早く、来て」


[12] ベンジー
早速、セインさんの命令を実行したのだね。
自分の部屋でハダカになるだけなのに、他人の命令で脱いでいくのが、そんなに恥ずかしかったか。
意識のし過ぎかもしないが、恥じらいは大切だからね。
それで良いと思う。
窓を開けたせいで、ハダカで外にいるような気持になっていたのだろう。
それがセインさんの狙いでもあったようだ。
露出が好きでもなかなか実行できずにいる桜ひろみには丁度良い課題だった。
ハダカのまま報告のメールを書いたのもセインさんに対する忠誠のつもりかな。
さぞ、次のメールが待ち遠しかったのだろうね。