灯子の場合


[1] 灯子 忘年会で野球拳
灯子です。

今朝、上司から冗談めかして言われました。
「今年の忘年会、灯子さんが幹事だろ? 若い連中が喜ぶように、野球拳でもやってくれよ」

思わず笑って「それはハラスメントですよ」と返したんですが、
上司は「冗談だよ」と言いつつ、そのあとも何となくこちらを面白そうに見ていました。

普段の私は、絶対そんなことをするタイプじゃないって、自分でも思っています。
けど、帰り道にふと、
「もし本当にそういう場面になったら?」
と想像してしまいました。

あの職場の空気の中で、みんなが笑って、私はどうしているだろう。
嫌悪よりも、緊張と好奇心が混ざったような感情がしばらく消えませんでした。

[2] ベンジー

上司にハラスメントされてしまったのだね。
忘年会で野球拳か。
冗談だよと言いながら、結構、本気だったりして。

想像してしまう灯子も灯子だけどね。


[3] 灯子 服を脱いでいくシチュエーションを
灯子です。

上司からの「野球拳をやってくれ」と言われてから、気持ちが揺れる毎日でした。

最初はただの冗談だと思っていたけど、帰宅後に何度もその場面が頭をよぎりました。
同僚たちの目の前で脱ぐ自分、笑いながらどんどん服を脱いでいくシチュエーションを想像すると、心臓がドキドキして、
それがどこか心地よい感覚になってきました。

迷いながらも、今日、上司に「一度、本当にやってみたらどうですか?」と返事しました。
「やっぱり、ちょっと面白そうだし、若手が盛り上がるなら……」
心の中では、その言葉が本当に自分の言葉なのか疑っているけど、やっぱり、少し興奮している自分がいます。

少しだけ踏み込んでみようかな、という気持ちになりました。


[4] ベンジー
小さな一歩踏み出したのだね。
それは大きな決断だ。

上司のの期待に応えることが、灯子自身の“欲望”に繋がっていくのだろうね。
でも、実際にその場面に立ったらどうなるかのかな。
想像してみると良い。